【RGM-84】(あーるじーえむはちじゅうよん)

RGM-84 Harpoon(ハープーン)
アメリカで開発された艦対艦ミサイル

マクダネル・ダグラスを中心とした契約会社で1965年に開発を開始し、1977年から実戦配備を開始。
比較的古い部類に入る艦対艦ミサイルではあるが、基本性能が優れているため幾度の改良を施しながら西側諸国の主力艦対艦ミサイルとなっている。
タイプは大別して艦上発射型のRGM-84、空中発射型のAGM-84、海中発射型のUGM-84がある。うちRGM-84とUGM-84には加速用固体燃料ロケットブースターがある。
主翼とフィンは発射直後に展開され、レーダーによる探知を避け、被撃墜率を下げるために海面すれすれの低高度をシースキミングする。
途中までは慣性誘導装置で飛行するが、最終誘導はアクティブレーダーホーミングによる。
現在の主流の型は目標手前でホップアップし、甲板から目標に突入するようになっているが、そのまま水平突入するように設定することもできる。
RGM-84の場合、通常は甲板に設置されたキャニスターをまとめた4連装発射筒から発射されるが、スタンダードSAMアスロックランチャー、Mk41VLSからも運用可能である。
ターボファンエンジンで飛行するため射程が長く、型によるが100km〜200kmといわれる。
飛翔速度はおよそマッハ0.8。

スペックデータ

全長3.79m
直径34.29cm
重量515.25kg
翼幅91.44cm
推進方式固体燃料ロケットモーター+ターボジェットエンジン
機関テレダイン製 J402-CA-400ターボジェット(サテスナー部)
A/B44G-2 又は A/B44G-3固体燃料ロケットモーター(ブースター部)
エンジン推力2,935N(サテスナー部)
53kN(ブースター部)
燃焼時間2.9s
速度遷音速(約970km/h)
弾頭HE 貫通/爆風弾頭
弾頭重量224kg
射程約124km以上
誘導方式慣性+アクティブレーダー



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