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*&ruby(ぴーえいと){【P-8】}; [#x84bfc4a]
Boeing P-8 "Poseidon".~
Boeing P-8((ボーイング社内では「B737-800A」という名称も用いている。)) "Poseidon".~
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[[アメリカ海軍]]で使用されている[[対潜哨戒機]]・[[P-3]]/[[EP-3E>P-3]]の後継として開発された多目的[[対潜哨戒機]]。~
[[ボーイング社>ボーイング]]製の小型[[双発>双発機]]ジェット[[旅客機]]・[[B737-800ERX>B737]]をベースとした機体である。~
[[アメリカ海軍]]で使用されている[[対潜哨戒機]]・[[P-3]]/[[EP-3E>P-3]]の後継として開発された[[多目的哨戒機>哨戒機]]。~
[[ボーイング社>ボーイング]]製の小型[[双発>双発機]][[ジェット>ジェットエンジン]][[旅客機]]・[[B737-800ERX>B737]]をベースとした機体である。~
開発当時は「MMA(Boeing Multi-Mission Maritime Aircraft((「多用途海上航空機」の略。)))」と呼ばれていた。~
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製作は[[ボーイング]]を中心としたMMA産業チームが行う。~
その主な参加企業と担当は以下のとおりである。
-[[ボーイング]]:機体~
-[[CFMインターナショナル]]:[[ターボファンエンジン>ターボファン]](CFM56-7B)~
-[[ノースロップ・グラマン]]:光学/[[赤外線]]センサー、赤外線妨害システム、電子支援システム、[[データリンク]]~
-[[レイセオン]]:AN/APY-10マルチモードレーダー、[[SIGINT]]、曳航[[デコイ]]、[[GPS>全地球測位装置]]ジャマー、[[IFF>敵味方識別装置]]、通信システム~
-[[レイセオン]]:AN/APY-10マルチモード[[レーダー]]、[[SIGINT]]、曳航[[デコイ]]、[[GPS>全地球測位装置]]ジャマー、[[IFF>敵味方識別装置]]、通信システム~
-[[スミス・エアロスペース]]:飛行管理システム

ボーイング社は2004年6月に、連邦政府と38億9000万ドルで開発・7機の試作機製作の契約を交わした。~
そして2009年4月に第1号機が納入され、P-8「ポセイドン」と命名された。~
そして2009年4月に第1号機が納入され、「P-8『ポセイドン』」という[[制式]]名が与えられた。~
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アメリカ海軍では2012年から配備が開始されており、現在の[[P-3]]を代替するため108機の納入を予定している。~
また、アメリカ以外ではインドやオーストラリアが導入している他、英国((競合機として日本の[[P-1]]も候補にあったが、コンペティションで本機に敗れている。))や韓国が導入を検討している。~
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[[アメリカ海軍]]では2012年から配備が開始されており、現在の[[P-3]]を代替する((2024年現在、P-3はアメリカ海軍の現役[[飛行隊>スコードロン]]からは全て退役しており、[[予備役]]飛行隊でのみ運用されている。))ため108機の納入を予定している。~
また、アメリカ以外ではインドやオーストラリア・英国が導入している他、イタリアや韓国が導入を検討している。~
>英国への導入の際、競合機として日本の[[P-1]]も候補にあったが、コンペティションで本機に敗れている。~
(本機のベースとなった[[B737]]は、10,000機以上の生産実績があり、修理・整備・交換部品の調達といったユーザーサポートの利便性が高いことも要因とみられている。~
また、[[RAF]]は[[早期警戒機]]として同じB737(こちらは-700型ベース)をベースにした「E-7A『ウェッジテイル』(B737 AEW&C)」を導入しており、パーツの互換性も高かったことも要因とみられている)

**スペックデータ [#y91f5e74]
|乗員|9名&br;[[操縦士>エビエーター]]3名([[機長]]、[[副機長]]、リザーブ)&br;[[TACCO>戦術航空士]]2名&br;センサーワン/ツー&br;[[電子戦]]オペレーター(EWO)2名(センサースリー/フォー)|
|全長|38.56m|
|全高|12.83m|
|全幅|35.81m|
|翼面積|N/A|
|自重|62,730kg|
|最大離陸重量|83,780kg|
|最大[[離陸]]重量|83,780kg|
|搭載量|34,096kg|
|[[エンジン]]|CFMインターナショナル CFM56-7B[[ターボファン]]×2基|
|[[推力]]|27,000lbf(120kN)|
|最高速度|906km/h|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|12,500m|
|[[戦闘行動半径]]|2,000nm|
|兵装|[[AIM-9X「サイドワインダー」>AIM-9]]&br;[[AGM-84「ハープーン」>ハープーン]]&br;[[AGM-84K「SLAM-ER」>AGM-84]]&br;Mk.46[[魚雷]]&br;Mk.50魚雷等が搭載可能|
|[[戦闘行動半径]]|2,000[[nm>海里]]|
|兵装|[[ASM>空対艦ミサイル]]:[[AGM-84「ハープーン」>AGM-84]]、[[AGM-84H/K「SLAM-ER」>AGM-84]]&br;[[魚雷]]:Mk.46、Mk.50&br;[[機雷]]、[[爆雷]]|
|[[アビオニクス]]|[[AN/APY-10]]多目的[[レーダー]]&br;AN/ASQ-508A[[磁気探知機>磁気捜索装置]](P-8I)&br;AN/APS-143(V)3マルチモードレーダー(P-8I)|
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**主なバリエーション [#d6b01249]
-P-8A「ポセイドン」:~
米海軍向け。オーストラリア空軍も導入している。~
米海軍向け。オーストラリア[[空軍]]も導入している。~
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-P-8I「ネプチューン」((なお、インドは以前、同じ愛称の[[P-2]]を保有していたこともある。)):~
インド海軍向けで[[Tu-142MK-E>Tu-95]]の後継。24機を配備予定。~
インド[[海軍]]向けで[[Tu-142MK-E>Tu-95]]の後継。24機を配備予定。~
インド海軍の要求により、P-8Aに装着されてないAN/ASQ-508A[[磁気探知機(MAD)>磁気捜索装置]]と、AN/APS-143C(v)3 マルチモードレーダーが搭載されている。~
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-P-8 AGS((Airborne Ground Surveillanceの略。)):~
[[E-8]]((同機は中古の[[B707]]をベースとしており、機体の老朽化が否めなかった。))の後継として[[アメリカ空軍]]に提案されたモデル。~
機体下部に[[アクティブ・フェイズドアレイ・アンテナ>フェイズドアレイレーダー]]を内蔵した[[ポッド]]を搭載する。~
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-ポセイドンMRA.1:~
[[イギリス空軍>RAF]]向けの名称。[[ニムロッドMR.2>ニムロッド(哨戒機)]]の後継として2020年から受領開始。~
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