【P-47】(ぴーよんじゅうなな)

リパブリック?社が提案し開発されたアメリカ軍戦闘機。 愛称はTHUNDER BOLT(サンダーボルト)

1940年6月にP&W/R2800空冷エンジンを装備する戦闘機の計画がきっかけとなって開発が始まった。
スーパーチャージャーを装備し、優れた高高度性能をもつ機体として設計されたが、肝心のエンジンがあまりにも大きかったため、当時としては想像できないほど大型になってしまった。

登場初期は、パイロットらに戦闘機の概念を超越した怪物のように扱われ、イギリス軍には「敵の銃弾を避けて逃げ回れるほどコクピットが広い」と、冗談の種にされたりもした。
しかし、恐ろしく頑丈で、機体を穴だらけにされても平然と帰還でき、荒っぽい着陸にもびくともしなかったため、扱いに慣れるにつれて多くのパイロットがこの「落ちない飛行機」を気に入り、敬意の念を持って迎えるようになった。 中にはP-51以上に評価する者もいた。

様々なタイプが製作され、中でも長距離飛行を可能としたD型やN型はヨーロッパ戦線、太平洋戦線などで爆撃機の護衛として活躍したほか、とりわけP-51の登場後は大きなペイロードを活かして翼下のロケット弾爆弾戦闘攻撃機としても活躍している。

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