*&ruby(おーやいきゅうご){【OYQ-5】}; [#g8dc572d]
[[海上自衛隊]]が運用する戦術情報処理装置。~
搭載艦には[[はつゆき型>はつゆき]][[護衛艦]]がある。~
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本システムはこれまでの[[OYQ-4 WES>OYQ-4]]とは違い、初の国産開発となった。~
これは海自プログラム業務隊と[[三菱電機]]の共同開発によるもので、TDS（Target Direction System）とも呼ばれる。~
システムの性能そのものはミサイル護衛艦のCDSとして開発された[[OYQ-1 WES>OYQ-1]]に相当するとされている。~
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OYQ-5はセンサー情報による脅威評価（リコメンド）を行い、76mm単装砲や[[短SAM>艦対空ミサイル]]システム（[[シースパロー>RIM-7]]ミサイルシステム）の管制を行える。~
また、これらの射撃管制を司る国産の[[射撃指揮装置>火器管制装置]][[「FCS-2」>FCS-2]]も初めて搭載された。~
しかしながら、[[レーダー]]と武器システムとの連接が行えず、リアクションタイム（応答時間）には限界があった。~
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一方でセントラル・コンピュータには[[UYK-20]] 1基が採用されたものの、コスト削減と処理能力の不足により、リンク11の搭載は断念された。~
その代わり、変則的ではあるがテレタイプ受信用のリンク14を搭載している。~
このため、OYQ-5搭載艦は非NTDS艦とも呼ばれている。~
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なお、建造時に本システムが搭載されたのははつゆき型のみだったが、後に[[いしかり型>いしかり]]護衛艦や[[ゆうばり型>ゆうばり]]護衛艦にも搭載された模様である。~
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改良型として、リンク11と連接に対応したOYQ-6や[[OYQ-101 ASWDS>OYQ-101]]との連接に対応したOYQ-7がある。~
**搭載艦 [#v86fc376]
-はつゆき型汎用護衛艦
-たかつき型多目的護衛艦（「たかつき」・「きくづき」（FRAM改修後））
-いしかり型護衛艦
-ゆうばり型護衛艦
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