【おーわいきゅーじゅに】 †
海上自衛隊で建造中の19500トン型護衛艦?こと「いずも」(DDH-183)に搭載される予定の新型戦闘指揮システム。
OYQ-12はひゅうが型に搭載されたOYQ-10の簡易版で、同級よりも航空機運用に特化したものになると言われている。本級で搭載武装を高性能20ミリ機関砲(CIWS)とRIM-116(SeaRAM)、電子戦装置NOLQ-3?D、魚雷防御装置?(TCM)、SRBOCに限定することで米海軍のSSDS(艦艇自衛システム)に準ずるものになるであろう。
また、指揮管制システムの強化によりFICをそなえるひゅうが型よりもさらに指揮管制機能が充実しするほか、ひゅうがでは搭載されなかったFAJやMODなどのTCM?の搭載により、対潜中枢艦では不足しがちな対潜能力が充実している。
以下にはひゅうが、22DDH、二ミッツ?級のC4Iシステムをあげておく。
兵装・対抗手段 | ひゅうが型 | 22DDH | 二ミッツ?(CVN-68) |
Mk-41VLS(16セル) | RIM-116 SeaRAM | RIM-7/RIM-162(ESSM) | |
(RIM-162 ESSM/RUM-139 ASROC) | 高性能20ミリ機関砲(CIWS) | 高性能20ミリ機関砲(CIWS) | |
Mk-137 SRBOC | Mk-137 SRBOC | Mk-137 SRBOC | |
NOLQ-3C 電子戦装置 | NOLQ-3D 電子戦装置 | SLQ-32 電子戦装置 | |
戦闘指揮システム | OYQ-10 | OYQ-12 | ACDS SSDS MK-2 |
ハードウェア | Q-70 | Q-70 | Q-70(V) |
司令部機能 | あり | あり | あり |
このほか、OYQ-12では司令部機能を拡充し、ひゅうが型のFICよりも充実しいた管制システムを敷くことや、新型レーダーOPS-50?]、新型ソナーOQQ-24?など革新的な技術を導入したことも特筆すべきである。