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- OLQ-1 へ行く。
- 1 (2015-03-23 (月) 16:03:03)
- 2 (2015-03-23 (月) 22:34:51)
- 3 (2019-01-10 (木) 18:53:01)
- 4 (2020-09-19 (土) 09:32:35)
【OLQ-1】 †
海上自衛隊の魚雷防御システム(TCM:Torpedo Countermesure)。
本項では水上艦向けの魚雷防御装置?について記述する。
本システムが完成する以前の対魚雷防御は、ソナーもしくはESM、もしくはマスカーによる航跡の欺瞞などに限定されていた。
そこで、防衛省技術研究本部では、より積極的な対潜防御システムの確立を進めるとともに、当時開発中だったOQQ-22(01式水上艦ソナーシステム)との連接で対潜情報の一元化を推進することを計画した。
1991(平成3)年より、より独立した対魚雷防御の研究・開発が行われ、2004(平成16)年度のASE「あすか」の実艦試験をもって、開発を終えた。
OLQ-1では音響センサーや各種ソナーなどが探知した場合、警戒・監視するとともに、対処が必要と判断すると投射型静止式ジャマー?(FAJ:Floating Acoustic Jammer)や自走式デコイ?(MOD:MObile Decoy)を発射・管制する。
システムはOQQ-22に組み込まれ、NOYQ-1?を介してOYQ-11など各種システムとネットワークを形成している。
現在、本システムを搭載しているのはあきづき型といずも型で、あきづき型では、FAJ発射機を第一煙突後部のSSM発射機近傍に、MODは右舷魚雷発射管横に設置されている(ただし外部からは確認できない)。
また、「あさひ」級護衛艦にも搭載されている。