【OH-6】(おーえいちろく)

ヒューズ?(現MDヘリコプターズ)が開発した観測ヘリコプター
愛称はCayuse(カイユース)

1960年代、アメリカ陸軍のLOH(軽観測ヘリコプター)計画に入札して採用を勝ち取ったが、価格高騰や納期遅延などの問題を起こし、ほどなくOH-58によってその座を追われた。
当初の用途においては短命であったが、優れた性能を持っていたため、その後は軍民を問わずさまざまな用途で使われた。

特徴的な卵形の胴体は軽く丈夫で視界も広く、軽快な機体にターボシャフトを搭載しており、ループが可能なほどの運動性を誇る。
またコンパクトでありながら4名まで乗ることができ、汎用性が高い。

派生型として、M134ロケット弾を装備した軽攻撃型のAH-6や、胴体横にベンチシートを追加した特殊部隊強襲用のMH-6などが存在する。
また国によっては、民間型のヒューズ500(現MD500)に武装を施して使用する場合もある。
陸上自衛隊ではJ型およびD型を観測ヘリコプターとして採用したが、現在OH-1に置換されつつある。
海上自衛隊でもJ型やD型を練習機として使用していたが、これらが老朽化しつつあるため、代替として民間型のMD500EをOH-6DAの呼称で購入している。

関連リンク:http://www.mdhelicopters.com/rotorcraft/models/MD500E.htm


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