【Mi-24】(えむあいにじゅうよん)

旧ソビエトのミル設計局が開発した攻撃ヘリコプター。 NATOコードHind(ハインド)

機体後部にキャビンを持ち、兵員を輸送することが可能で、地上攻撃と地上の制圧を同時に行えるのが最大の特徴。
対戦車ミサイルロケット弾爆弾などを多数装備でき、非常に攻撃力が高いが、その反面機体が大きく鈍重であることが最大の欠点。

アフガニスタン紛争で多用されソ連軍の主要対地攻撃力のひとつとして活躍をみせたが、アフガンゲリラの使用するFIM-92によって多数が撃墜された。
輸出も盛んにされたため、旧共産圏をはじめとして30カ国以上で現在でも使用されている。

Hind A:三座で大型の胴体をもつ初期の暫定生産型。 70年代はじめに少数生産されたが、まもなくD型以降の生産に切り替えられた。
Hind D:コクピットをタンデムの複座とし細身の胴体になった、Mi-24の標準型。 主武装は4銃身の12.7mm旋回機銃とAT-2?のまま。 70年代に350機程度が生産された。
Hind E:D型を改良し、AT-6?AA-8を搭載可能とした型。 70年代後半から80年代前半にかけて1000機程度が生産された。
Hind F:旋回機銃を取り外し、固定式30mm機関砲を装備した型。 80年代に600機程度が生産された。


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