【MT-LBu】(えむてぃえるびーゆー)

MT-LBの拡大発展型として、ソ連で開発された汎用装甲車。
MT-LBuとは「Mnogotselevoy Tyagach -Lekhko Bronirovannyi univjersal'nyi*1」の略である。

より貨物もしくは機器の搭載に適した設計とされており、転輪を一組増やし片側7輪として全長と全高を拡大し、重量の増加に合わせてより強力なエンジンを搭載している。
車内配置等の構成はMT-LBと同一だが、後部兵員/貨物室の標準状態での座席数はMT-LBよりも少ない。
なお、銃塔は搭載していない。

MT-LBと同様、車体を流用した各種の派生型が多数開発されており、主に対空・対地レーダーや通信中継装置、電子戦装置の搭載車、野戦電子システムの指揮車両として用いられている。

スペックデータ

乗員2名+兵員6名
全長7.21m
全高1.905m
全幅2.86m
戦闘重量15.55t
エンジンYaMZ-238N 4ストロークV型8気筒液冷ディーゼル(出力300hp)
最大速度61.5km/h
行動距離500km(整地)
装甲10mm(最大)

*1 ロシア語で「多目的型汎用軽装甲牽引車」の意。

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