【MH2000】(えむえいちにせん)

Mitsubishi MH2000.

1990年代〜2000年代、三菱重工業が開発・生産した民間向け多用途ヘリコプター
機体・エンジンともに自社独自開発された珍しい機体だったが、ごく少数の生産にとどまった。

発売当初は企業のVIP輸送やドクターヘリ自衛隊への販売も検討されたが実現せず、商業的には大失敗に終わった。

2013年3月、宇宙航空研究開発機構で運用されていた最後の1機(機体記号:JA21ME)が除籍され、運用が終了した。
登録抹消された機体のうち、JA007E*1は日本航空専門学校能登空港キャンパスで教材として使用されている。

スペックデータ

乗員2名
乗客数8名(最大)
全長14m
全高3.8m
全幅12.2m
自重2,500kg
最大離陸重量4,500kg
有効搭載量2,000kg
燃料搭載量1,140リットル(標準タンク)
エンジン三菱MG5-110ターボシャフト(出力876shp(軸馬力))×2基
速度
(超過禁止/経済巡航)
280km/h / 250km/h
航続距離780km(残燃料なし)
ホバリング上昇限度2,700m(最大離陸重量時)


バリエーション

  • RP1:
    試作機。S-76Aベース。

  • MH2000A:
    量産型。


*1 三菱の社有機として用いられていた機体。

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