【MG4】(えむじーよん)

H&K MG4*1.
ドイツのヘッケラー&コッホ社が開発した分隊支援火器
ドイツ陸軍で運用されていたMG3の後継として1990年代から開発され、2003年に採用された。

弾丸は自動小銃用の5.56mmNATO弾を使用する。
外見はFN社のミニミIMI社のネゲヴに似ているが、給弾方式はベルトリンク方式のみで、前2者の様なアサルトライフルの弾倉から給弾は不可能である。
キャリングハンドルは銃身交換用グリップを兼ねており、連射により加熱した銃身を素手で容易に交換できるように工夫されている。
そのため、MG3より銃身の交換が容易になった*2

ドイツ陸軍ではプーマ?歩兵戦闘車の副兵装として搭載されているほか、スペイン陸軍でMG4Eとして運用されている。

スペックデータ

口径5.56mm
全長1,030mm / 830mm(MG4 MG4E)
950mm / 750mm(MG4KE)
銃身長482mm(MG4)
402mm(MG4KE)
重量8.15kg(MG4)
7.9kg(MG4E)
7.7kg(MG4KE)
ライフリング6条右回り
装弾数- *3
給弾方式ベルトリンク方式
作動方式ガス圧作動、ロテイティングボルト
発射速度775〜885発/分
銃口速度980m/秒(MG4、MG4E)
880m/秒(MG4KE)
有効射程1,000m(MG4、MG4E)
900m(MG4KE)

バリエーション

  • MG4KE:
    MG4の銃身を短くしたモデル。

  • HK121:
    使用する弾薬を7.62mmNATO弾にしたモデル。
    バレル上部にカバーが追加されている。

参考リンク:


*1 ドイツ陸軍採用前はMG43と呼ばれていた。
*2 MG3では銃身の交換に耐熱布などが必要だった。
*3 ベルトリンク方式の為、制限なし。

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