【MD900】 †
McDonnell? Douglas MD900
マクダネル・ダグラス(現MDヘリコプターズ)社が1990年代に民間向けとして開発・生産したヘリコプター。
1992年に初号機が初飛行した。
前作のMD600Nと同様、8人乗りのノーター式であるが、本機の特長は胴体が四角く、キャビンに隔壁が存在しないため、後部座席を外せば2人分の担架を載せることができる点である。
また、振動や騒音が少ない点も特徴である。
このため、比較的小型ながら救急搬送の用途に適しており、日本でも出力向上型のMD902がドクターヘリや報道ヘリとして運用されている。
スペックデータ †
乗員 | 2名 |
全長 | 9.4m〜9.8m |
全高 | 2.6m〜3.4m |
主ローター直径 | 10.3m |
自重 | 896kg |
最大離陸重量 | 2,835kg |
エンジン | P&W・C PW207C ターボシャフト(軸出力421kW(572shp))×2基(MD900) P&W・C PW207E ターボシャフト(軸出力475kW(646shp))×2基(MD902) |
速度 (超過禁止/巡航) | 152kts/135kts |
航続距離 | 430km |
飛行高度 | 4,875m |
上昇率 | 10.5m/s |