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*&ruby(まっくしっぷ){【MACシップ】}; [#r159bc22]
Marchant Aircraft Carrier.(商船[[空母>航空母艦]])~
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[[第二次世界大戦]]中の英国で、輸送船団の護衛用に用いられた[[護衛空母]]の一種。~
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民間から徴用した貨物船や[[タンカー]]に、簡易な[[飛行甲板]]と格納庫を設置して[[哨戒機]]を発着させられるようにしたものである。~
[[哨戒機]]として、[[ソードフィッシュ]][[艦上攻撃機]]を4機まで搭載できたが、貨物船としての機能はそのまま残されていた。~
乗組員も[[艦載機]]の関連要員([[エビエーター]]・整備兵)のみが軍人で、船舶としての運用は軍属として徴用された民間人船員に任されていた。~
徴用した商船に、簡易な[[飛行甲板]]と格納庫を設置する改装を施したもの。~
[[哨戒機]]として、[[ソードフィッシュ]][[艦上攻撃機]]を4機まで搭載できた。~
貨物船としての機能はそのまま保持され、商船時代の船員もそのまま軍属の船員として雇われた。~
「商船から改造した空母」というより「[[哨戒機]]が発着できる国営商船」と表現した方が実態に近い。~
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当時、ドイツ海軍の[[Uボート>潜水艦]]による[[通商破壊戦]]に悩まされていた英国は、自国籍の徴用商船から本式の護衛空母も建造していたが、必ずしも必要数を満たしていたわけではなかったため、一時的な間に合わせとして造られたもので、アタッカー級[[護衛空母]](([[アメリカ海軍]]からレンドリースされてきた艦で、本来の[[型式]]はボーグ級。))が配備されるまでの間、限定的に運用されていた。~
幸いにも戦闘による損失艦はなく、終戦後、全艦が商船へと再改装されて民間に払い下げられた。
ドイツ海軍の[[通商破壊戦]]に対する海防力不足を補う緊急対策として、一時的に投入されたもの。~
このため、アタッカー級[[護衛空母]](([[アメリカ海軍]]からレンドリースされてきた艦で、本来の[[型式]]はボーグ級。))が配備されるまでの間のみ、限定的に運用されていた。~
幸いにも戦闘による損失艦はなく、終戦後には全艦が商船へと再改装されて民間に払い下げられている。

**MACシップの各級 [#ocadece6]
-エンパイア・マックアルペイン級(穀物運搬船ベース、7,930t):計6隻
-ラパナ級(タンカーベース、11,009t):計9隻
-エンパイア・マッケイ級(穀物運搬船ベース、11,246t):計4隻
-エンパイア・マックアルペイン級(穀物運搬船から改装、7,930t):計6隻
-ラパナ級([[タンカー]]から改装、11,009t):計9隻
-エンパイア・マッケイ級(穀物運搬船から改装、11,246t):計4隻


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