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*&ruby(えむはっせん){【M8000】}; [#ka7d401e]
Beretta M8000 [[Cougar>クーガー]].~
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イタリアの[[ベレッタ]]社が開発・製造した[[半自動式拳銃]]。通称「クーガー」シリーズ。~
使用弾は[[9mmパラベラム>9mmルガー]]。(バリエーションは後述)~

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同社製ピストルの特徴であった大きく切り欠かれたスライドが[[M92]]では強度不足を起こしたことから、一般的なスライド形状に改められている。~
[[ベレッタ]]として初めて設計にCADを用い、[[閉鎖機構]]として新機軸のロータリーバレルロッキングを採用することにより、[[M92]]に比べ強度を増したうえで小型化に成功している。また、大口径のバリエーションを容易に造れるようになった。~
このロータリーバレルはショートリコイルの一種で、ロッキングラグが回転により外れる点でロータリーボルトに似ているが、ボルトではなく銃身の側が回転する仕組みになっている。~
反動も[[M92]]のブロックロッキングに比べ滑らかになっているという。~

~
[[M92]]に比べ大幅な性能向上を果たしたが、軍に採用されたわけでなく、また民間市場でも無難な外観が受けず、[[M92]]ほどの成功は収めていない。~
ロータリーバレル機構は高く評価されており、同社の[[Px4]]にも採用されている。~

**スペックデータ [#t769b1b0]
|口径|9mm&br;.357口径&br;.40口径&br;.45口径|
|全長|180mm|
|銃身長|92mm|
|重量|925g|
|使用弾薬|9mmパラベラム弾&br;[[.357SIG]]弾&br;[[.40S&W]]弾&br;[[.45ACP]]弾|
|使用弾薬|9mmパラベラム弾&br;[[.357SIG]]弾&br;[[.40S&W>10mmショート]]弾&br;[[.45ACP]]弾|
|作動方式|ショートリコイル|
|装弾数|15発(9mm口径モデル)&br;11発(.357口径モデル・.40口径モデル)&br;8発(.45口径モデル)|
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**バリエーション [#i605e2f2]
***口径別 [#mf4dae2c]

-M8000:基本形。使用弾は[[9mmパラベラム>9mmルガー]]。装弾数は15+1発。((かつては[[.41AE]]や9mm×21のバリエーションも存在した。[[.41AE]]は装弾数10+1発。))
-M8000:基本形。使用弾は[[9mmパラベラム>9mmルガー]]。装弾数は15+1発((かつては[[.41AE]]や9mm×21のバリエーションも存在した。[[.41AE]]は装弾数10+1発。))。
-M8357:使用弾は.357SIG。装弾数は11+1発。
-M8040:使用弾は[[.40S&W>10mmショート]]。装弾数は11+1発。
-M8045:使用弾は[[.45ACP]]。装弾数は8+1発。

***トリガーシステム別 [#te5a64a0]

-M8000F(クーガーF):[[ダブルアクション]]。マニュアルサムセフティーに[[デコッキング]]機構を装備。
-M8000D(クーガーD):ダブルアクションオンリー。手動セフティー類はない。
-M8000G(クーガーG):[[ダブルアクション]]。デコッキングレバーを装備。
-M8000F/D(クーガーL):クーガーF(またはD)の軽量モデル。ショートグリップ、ベベル加工による軽量化スライドを装備。~
-M8000F/D(クーガーL タイプB):上記モデルの通常サイズグリップ。~
-ミニクーガー:クーガーFのコンパクトモデル。全長はほぼ変わらず、Lより更に短いショートグリップを持つ。~
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