【M8000】(えむはっせん)

Beretta M8000 Cougar
イタリアのベレッタ社が開発・製造した半自動式拳銃
使用弾は9mmパラベラム。(バリエーションは後述)

同社製ピストルの特徴であった大きく切り欠かれたスライドがM92では強度不足を起こしたことから、一般的なスライド形状に改められている。
ベレッタとして初めて設計にCADを用い、閉鎖機構として新機軸のロータリーバレルロッキングを採用することにより、M92に比べ強度を増したうえで小型化に成功している。また、大口径のバリエーションを容易に造れるようになった。
このロータリーバレルはショートリコイルの一種で、ロッキングラグが回転により外れる点でロータリーボルトに似ているが、ボルトではなく銃身の側が回転する仕組みになっている。
反動もM92のブロックロッキングに比べ滑らかになっているという。

M92に比べ大幅な性能向上を果たしたが、軍に採用されたわけでなく、また民間市場でも無難な外観が受けず、M92ほどの成功は収めていない。
ロータリーバレル機構は高く評価されており、同社のPx4?にも採用されている。

口径別バリエーション

  • M8000:基本形。使用弾は9mmパラベラム。装弾数は15+1発。*1
  • M8357:使用弾は.357SIG。装弾数は11+1発。
  • M8040:使用弾は.40S&W。装弾数は11+1発。
  • M8045:使用弾は.45ACP。装弾数は8+1発。

トリガーシステム別バリエーション


*1 かつては.41AEや9mm×21のバリエーションも存在した。.41AEは装弾数10+1発。

トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS