【M1911】(えむいちきゅういちいち)

アメリカのコルト社が作った傑作45口径拳銃。アメリカ軍が第一次世界大戦から半世紀以上も採用していて近年その存在意義が疑問視されM9に正式採用の座を渡した。弾は45ACP弾が主流でマガジンには7発、合計8発入る。

反動がM9と比べて大きいなど問題は確かにあるのだが、威力が大きいことを買われて今なお米陸軍特殊部隊などで使用されている。
これは麻薬などで覚醒状態にある原住民や民兵などと戦うことになった場合、M9では頭部もしくは胸部に命中させなければ相手が被弾に気づかない事例などがあったためである。

このことは、1993年10月3日にデルタ・フォース隊員自らが証明した。
この日デルタとともにブラック・シーの戦いに参加したレインジャーはサイドアームにM9を装備していたが、覚醒作用のあるカートを日常的に使っていた民兵や原住民を倒すのはサイドアームのM9どころかM16でさえ難しかった。
この時、デルタは貫通力重視の小銃だと、友軍が制圧した地域の中での戦闘で反対側にいる味方に小銃弾が当たるのを恐れてガバメントを多用した。
これは一撃で相手を倒せるガバメントの威力があってこそできる行動であった。

このように、状況によっては他の銃よりも使いやすいのだとも言える銃である。


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