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*&ruby(えるおーえすえーてぃー){【LOSAT】};
[[アメリカ軍]]の対戦車ミサイル。Line Of Sight AntiTankの略で型式番号MGM-166A。~

2003年に配備が始まったばかりの新型ミサイルで、[[シェリダン]]空挺戦車が退役した後、~
機甲兵器を持たなかった空挺部隊向けに開発された。~
*&ruby(ろーさっと){【LOSAT】}; [#r16fec68]
MGM-166 LOSAT(''L''ine ''O''f ''S''ight ''A''nti ''T''ank:有視界戦車対策).~
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対戦車ミサイルと言うと普通[[成形炸薬弾]]の弾頭を持つが、このミサイルは秒速1500mで飛翔する、~
[[徹甲弾]]弾頭を持った運動エネルギー弾である。~
そのエネルギーは凄まじく、世界最強の呼び名の高い[[M1]]戦車の前面装甲を、真正面から貫通出来る。~
[[アメリカ陸軍]]が開発していた[[対戦車ミサイル]]。~
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専用の発射機付き[[HAMMVY]]に搭載され、緊急展開時には[[輸送機]]等で空挺部隊と共に輸送し、~
主力部隊が到着するまでの間、対戦車打撃力として運用される。~
[[M551「シェリダン」>M551]][[軽戦車]]の退役に伴う後継機種として、2003年に開発がスタート。~
[[HMMWV]]に搭載して[[空挺降下]]し、[[主力戦車]]が到着するまで敵戦車を抑止する運用が想定されていた。~
しかし価格・容積・重量などの問題が解決できず、2004年にあえなく開発中止となった。~
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[[ミサイル]]としては珍しく弾頭に[[爆薬]]を内蔵せず、衝突によって目標を破壊する[[徹甲弾]]が取り入れられていた。~
弾頭の飛翔速度は秒速1,500mにも達し、その運動エネルギーは「[[M1戦車>M1(戦車)]]の前面装甲を真正面から貫通可能」とされていた。~
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なお、LOSATの研究成果を利用して、より小型の「CKEM」(''C''ompact ''K''inetic ''E''nergy ''M''issile:小型運動エネルギーミサイル)の開発が進められている。~

**スペックデータ [#jd78562a]
|全長|2.85m|
|直径|16.2cm|
|発射重量|77kg|
|速度|1,500+m/sec|
|推進方式|固体推進方式|
|[[エンジン]]|ハーキュリーズ 1段式[[固体燃料ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|弾頭|運動エネルギー弾頭|
|誘導方式|[[レーザー]]半自動指令照準線一致誘導|
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