*&ruby(じぇいゆーはちなな){【Ju87】}; [#t0ddc60e]
1930年代の[[スペイン内戦]]で初登場し、[[第二次世界大戦]]中盤まで地上支援の主力として活躍した[[ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]の[[急降下爆撃機]]である。~
1939年の開戦時には地上軍と連携して[[電撃戦]]の立役者として活躍した。~
B型やD型の一部の機体には、急降下の際に威嚇用の音を出すサイレン「[[ジェリコのトランペット]]」を装着していたため、地上の[[連合国]]軍兵士からは「悪魔のサイレン」として恐れられていた。~
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[[電撃戦]]の成功によって、ドイツ空軍の対地攻撃戦術は[[急降下爆撃]]一本槍となり、後に開発される機体すべてに急降下爆撃能力を求めるようになるなど、当機の影響は非常に大きかったと言える。~
だが、対空防御力が弱いため、敵が強力な[[戦闘機]]を投入してくる戦争後半にはほとんど使い物にならなくなってしまった。~
空軍は様々な改良を施し、新たな用途を探して延命を図ったが、ほとんど実らぬ努力に終わり、[[Fw190]]F型などと交代している。~
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生産タイプは、初期生産タイプのA型、再設計された改良型であるB型、エンジンを換装し兵装搭載量を増加したD型、D型に37mm[[機関砲]]を搭載したG型、B型に[[落下式タンク]]をつけ[[航続距離]]を伸ばしたR型、[[艦載機]]型であるC型などが存在する。~
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ちなみに通称として使用される「シュトゥーカ」という名称は、ドイツ語で[[急降下爆撃機]]を表すシュトゥー・カンプ・フルークツォイクの略である。~
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関連:[[ユンカース]] [[ハンス・ウルリッヒ・ルーデル]]

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