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*&ruby(アイアールエスティ){【IRST】};
InfraRed Search and Track の略で、赤外線捜索追尾装置。~
前方に存在する[[赤外線]]を発する熱源（[[航空機]]）を探知する装置。 自らは何も発しないため、敵側に悟られずに[[空対空ミサイル]]への[[キューイング]]が可能となる。~
得られる情報は相対角のみであるが、測距レーザーと併用することにより距離の探知も可能。
*&ruby(あいあーるえすてぃ){【IRST】}; [#g9bb0488]
[[MiG-29]]と[[Su-27]]が世界に先駆けて採用し、現在では各国の多くの[[戦闘機]]に見ることができる。
Infra-Red Search and Track（赤外線捜索追尾装置）.~
~
[[赤外線]]を輻射している熱源を探知する装置。~
得られる情報は相対角のみで、[[レーザー]]などを利用した測距器具と併用される事が多い。~
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主な用途は[[軍事]]。~
[[航空機]]を[[撃墜]]するために、[[ミサイル]]を[[ジェットエンジン]]の熱源へ[[誘導>赤外線誘導]]するのが主な用途である。~
IRST自体は信号を発しないため、敵側に悟られずに[[空対空ミサイル]]への[[キューイング]]が可能となる。~
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本装置が初めて搭載されたのは、1950年代にアメリカで開発された[[戦闘機]]・[[F-101ブードゥー>F-101]]であった。~
しかし、当時のIRSTは単純に熱源の有無を感知するだけのもので、能力は著しく劣っていた。~
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その後、旧ソ連の[[MiG-29]]・[[Su-27]]に改良を加えられたものが採用され、現在では各国の多くの[[戦闘機]]に見ることができる。~
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また、近年では[[FLIR]]や[[レーザー]]目標指示器の機能を搭載した物もある。~
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関連：[[赤外線誘導]] [[シーカー]]
**主な搭載機 [#p9b9cebd]
-アメリカ
--[[F-8E>F-8]]（不明）
--[[F-101]]（不明）
--[[F-102]]（不明）
--[[F-106]]（不明）
--[[F-4B/N>F-4]]（[[AN/AAA-4]]）※後にTVセンサーに換装、破棄。~
--[[F-14>F-14]]（AN/ALR-23）※A型の初期型に搭載。
--[[F-14D>F-14]]（AN/AAS-42）※D型より標準搭載。
--F-15K （AN/AAS-43）
--[[F-16E/F>F-16]]（AN/AAQ-28）※[[FLIR]]のモードの一つとしてIRSTと同等の能力を持つ。
--[[F-22]]（AIRST）&br;※F-22向けに開発されていたが、予算問題からスペースを残して計画から削除された。
--[[F-35]]（AN/AAQ-40 ETOS、AN/AAQ-37 DAS）~
~
-日本
--[[F-15J 改修�況�>F-15]]（IRST装置(F-15)）※搭載実験中。~
~
-ロシア
--[[MiG-23ML/MLD>MiG-23]]（TP-23M）
--[[MiG-25PD/PDS>MiG-25]]（TP-62Sh）
--[[MiG-29A/C/UB>MiG-29]]（OEPS-29）
--MiG-35、MiG-29M/K（OLS-UE/OLS-UEM）
--[[MiG-35>MiG-29]]（OLS-K）
--[[MiG-31>MiG-31]]とその派生型（STP/TP-8）
--[[Su-27]]とその派生型（OEPS-27）
--[[Su-30>Su-27]]とその派生型（OEPS-30/OEPS-30I/OEPS-31E）~
--[[Su-35/37>Su-27]]（OLS-35）
--[[Su-35BM>Su-27]]（OLS-35）
--[[Su-57]]（101KS-V）~
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-ヨーロッパ
--[[J35F/Jドラケン>ドラケン]]（S-71N）
--[[JAS39グリペンE/F>グリペン]]（スカイワードG）
--[[ラファール]]（OSF）
--[[タイフーン>ユーロファイター・タイフーン]]（PIRATE）~
※ただし、[[ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]向けの機体の大半とオーストリア軍向けの機体は搭載せず。~
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