【IRST】(あいあーるえすてぃ)

Infra-Red Search and Track(赤外線捜索追尾装置)。

軍用機に搭載され、前方に存在する赤外線を発する熱源(航空機)を探知する装置。
自らは何も信号を発しないため、敵側に悟られずに空対空ミサイルへのキューイングが可能となる。
得られる情報は相対角のみであるが、測距レーザーと併用することにより距離の探知も可能。

本装置が初めて搭載されたのは、1950年代にアメリカで開発された戦闘機F-101ブードゥーであった。
しかし、当時のIRSTは単純に熱源の有無を感知するだけのもので、能力は著しく劣っていた。

その後、旧ソ連のMiG-29Su-27に改良を加えられたものが採用され、現在では各国の多くの戦闘機に見ることができる。

また、近年ではFLIRやレーザー目標指示器の機能を搭載した物もある。

主な搭載機


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