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*&ruby(えいちきゅうきゅう){【HQ-9】}; [#h0dc7eb9]

紅旗9(HQ-9,Hóng Qí-9)/FD-2000.~
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中国が開発した初の国産[[長距離地対空ミサイル>地対空ミサイル]]。~
紅旗9やFT-2000とも呼ばれる。~
蘭州級駆逐艦の[[VLS>垂直発射システム]]には艦船発射型の海紅旗-9(HHQ-9)が搭載されているが性能は陸上発射型とほぼ同じである。~
当初はアメリカの[[パトリオット>MIM-104]]を参考にして開発されていたが、後に、ロシアから購入した[[S-300P(SA-N-6 Grumble)>SA-10]]のミサイル、ランチャー、誘導システムなどを参考にして大きな設計変更が行われたと言われている。~
1980年代に開発が開始され、ロシアから輸入した[[S-300PMU(SA-N-6 Grumble)>SA-10]]の5V55シリーズの[[ミサイル]]、ランチャー、誘導システムなどを参考にして1990年代に完成した。~
誘導システムの開発には一部アメリカの[[パトリオット>MIM-104]]の技術を参考にしていると言われている。~
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艦船発射型の海紅旗9(HHQ-9、Hǎi Hóng Qí-9)も開発されており、[[蘭州級(052C型)>052C型]]駆逐艦に搭載されている。~
発射方式は[[コールド・ローンチ式>コールドローンチ]]で、[[S-300F>SA-10]]のB-303A 8連装回転式VLSに似た、6連装の円形[[VLS>垂直発射システム]]に搭載されている。~
ミサイルは陸上型と比べて小型化されているが、性能は陸上発射型とほぼ同じである。~
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中国の他、モロッコ、トルクメニスタン、ウズベキスタン、パキスタンが導入している。~
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**スペックデータ [#v7181f8b]
全長:6.8m~
発射重量:1,300kg~
実用高度:25〜30,000m~
射程距離:6〜120km~
速度:マッハ4.2~
弾頭重量:180kg~
推進方式:固体推進ロケットモーター~
誘導方式:[[慣性誘導>慣性航法装置]]+[[TVM誘導>可視光誘導]]+[[セミアクティブレーダー誘導]]([[終末>終末誘導]])~
|全長|6.8m|
|発射重量|1,300kg|
|実用高度|25〜30,000m|
|射程距離|6〜120km|
|速度|マッハ4.2|
|弾頭重量|180kg|
|推進方式|[[固体推進ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|誘導方式|[[慣性誘導>慣性航法装置]]+[[TVM誘導>可視光誘導]]+[[セミアクティブレーダー誘導]]([[終端>終端誘導]])|
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**バリエーション [#ic620d24]
-紅旗9(HQ-9):初期型。~
-海紅旗9(HHQ-9):海軍型。~
-紅旗9A(HQ-9A):HQ-9の改良型。~
-海紅旗9A(HHQ-9A):艦船発射型。[[蘭州級(052C型)>蘭州]]駆逐艦に搭載されている。~
-紅旗9B(HQ-9B):HQ-9の改良型。
-防空ミサイル型
--紅旗9(HQ-9):~
初期型。~
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--海紅旗9(HHQ-9):~
海軍向け。~
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--紅旗9A(HQ-9A):~
HQ-9の改良型。~
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--海紅旗9A(HHQ-9A):~
艦船発射型。~
[[蘭州級(052C型)>052C型]]駆逐艦に搭載されている。~
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--紅旗9B(HQ-9B):~
HQ-9の改良型。~
射程を300kmに延伸し、パッシブ[[赤外線誘導]]を追加したデュアル[[シーカー]]を搭載している。~
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--紅旗9C(HQ-9C):~
誘導方式に[[アクティブレーダー誘導]]を組み込んだもの。~
現在開発中。~
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-[[弾道ミサイル]]防衛・衛星攻撃兵器
--紅旗19(HQ-19):~
[[弾道弾>弾道ミサイル]]迎撃ミサイル型。~
射程は1,000〜3,000kmで[[THAAD]]に匹敵する。~
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-輸出型
--FD-2000:~
輸出型。射程125km。~
対[[ステルス]]ターゲット用にYLC-20パッシブ[[レーダー]]を装備可能。~
HT-233目標捕捉レーダー、120型低高度捜索レーダー、および305A型[[AESA]]捜索[[レーダー]]を使用する。~
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--FD-2000B:~
射程を250kmに延長した輸出型。~
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--HQ-9/P:~
パキスタン向け輸出型。~
射程は対航空機で100km、対[[巡航ミサイル]]で25kmとなっている。~
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