【HK416】(えいちけーよんいちろく)

H&K HK416
ヘッケラー&コッホM4を基に改修したカービン/突撃銃
旧称HKM4。*1

信頼性に問題のあったL85H&Kが改修した実績を受け、M4に対しても同様に改良を施したもの。
ただし元来M4自身にはL85ほど問題があったわけではないため広範に採用されているわけではなく、多くの場合は特殊部隊専用の高級火器として採用されている。*2

主な変更点は下記のとおり。

  • 回転機構(ガスオペレーション)をリュングマン式からガスピストン式に変更し、回転不良を改善。
  • 弾倉を剛性の高いスチール製のものに変更し、給弾トラブルを防止。
  • ピカティニー・レールを剛性の高い構造に変更し精度を向上。特にレシーバー上のレールはハンドガード上部のものと連続している。
  • アイアンサイトの照門を可倒式ピープサイトから、G3と同様のドラム型ピープサイトに変更。*3

バリエーション

  • HK416: 基本形。5.56mmNATO弾を使用。銃身は10インチから20インチまでのバリエーションがある。
  • HK417: 7.62mmNATO弾仕様。銃身は12インチから20インチまでのバリエーションがある。

*1 コルトからのクレームにより、この名称が使用できなくなったといわれている。
*2 例外としてトルコ軍ではG3の後継として制式採用される模様。
*3 ライフルスコープやダットサイトといった光学照準器を装着することが主流なので、使用頻度は低いと思われる。
*4 STANAGマガジンを使用するため機関銃としては装弾数が少ない。機動力が要求される部隊等、軽量さが重視される場面での使用が想定されるが、ミニミも平行して使い続けられる予定。

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