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*&ruby(えふえーにひゃく){【FA-200】}; [#r1344c54]
Fuji FA-200.~
1960年代に[[富士重工業]]（現在の[[SUBARU]]）が開発・生産した、国産唯一の実用[[軽飛行機]]。愛称はエアロスバル。~
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[[T-1]]によって戦後日本の航空史を切り開いた[[富士重工業>SUBARU]]が、それに続いて開発した民間飛行機である。~
空力的に安定していながら、高い機動性と機体強度を持つため、[[曲技機]]として使用することもできるという優れた特性を持つ。~
1960年代に富士重工業（現在の[[SUBARU]]）が開発・生産した、国産唯一の実用[[軽飛行機]]。愛称はエアロスバル。~
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その高い性能が認められ、オーストラリアなどへの輸出も堅調であったが、その後の日本製[[飛行機]]と同様に保守サービス体制が弱く、また[[低翼]]により下側方の視界が悪く用途が制限されたため、300機をもって製造は終了した。~
[[T-1>T-1（日本）]]によって戦後日本の航空史を切り開いた[[富士重工業>SUBARU]]が、それに続いて開発した民間飛行機である。~
空力的に安定していながら、高い[[機動性>マニューバー]]と機体強度を持つため、[[曲技機]]として使用することもできるという優れた特性を持つ。~
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**スペックデータ [#v847213d]
|乗員|1名+乗客3名|
その高い性能が認められ、オーストラリアなどへの輸出も堅調であったが、当時の日本製[[飛行機]]と同様に保守サービス体制が弱く、また[[低翼]]により下側方の視界が悪く用途が制限されたため、300機をもって製造は終了した。~
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#ref(FA-200-180.jpg);~
**スペックデータ（FA-200-180）[#v847213d]
|乗員|1名/2名|
|容量|乗客2〜3名|
|全長|8.17m|
|全高|2.59m|
|翼幅|9.42m|
|主翼面積|14.0��|
|翼面荷重|82.1kg/��|
|主翼面積|14��|
|アスペクト比|6.34:1|
|空虚重量|650kg|
|最大離陸重量|1,150kg|
|[[プロペラ]]|マッコーレイIC172MGM7656 or 7662固定2枚（FA-200-160）&br;マッコーレイB2D34C53/74E-O油圧定速（FA-200-180）&br; マッコーレイA170/EFA7658固定2枚（FA-200-180AO）|
|[[エンジン]]|ライカミング O-320D2A[[レシプロエンジン]]（160hp）×1基（FA-200-160）&br;ライカミング IO-360B1Bレシプロエンジン（180hp）×1基（FA-200-180）&br;ライカミングO-360A5ADレシプロエンジン（180hp）×1基（FA-200-180AO）|
|[[出力荷重比]]|0.12 kW/kg|
|速度&br;（最高/巡航）|128kts（237km/h）/100kts（185��/h）|
|[[失速]]速度&br;（[[フラップ]]上げ/下げ）|109km/h（FA-200-160）/115km/h（FA-200-180）/114km/h（FA-200-180A0）&br;92km/h（FA-200-160）/97km/h（FA-200-180）/96km/h（FA-200-180A0）|
|[[航続距離]]|1,400km|
|実用上昇限度|5,790m|
|[[上昇率]]|5.7m/s|
|[[燃料]]容量|204.5リットル|
|[[エンジン]]|ライカミング IO-360B1B [[空冷>空冷エンジン]]水平対向4気筒[[レシプロエンジン]]×1基&br;（出力180hp（130kW））|
|[[プロペラ]]|マッコーレイB2D34C53/74E-O油圧定速2枚（プロペラ直径：1.88m）|
|最高速度|233km/h（126kt）|
|[[巡航速度]]|167km/h（出力55％、高度1,525m時）|
|[[失速]]速度&br;（[[フラップ]]下げ/上げ）|115km/h / 97km/h|
|[[航続距離]]|1,343km（出力55％、高度2,300m、燃料最大（リザーブ無し）時）|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|4,200m|
|海面[[上昇率]]|3.9m/s|
|[[翼面荷重]]|82.1kg/��|
|パワー/マス|0.117kW/kg|
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**派生型 [#x67482de]
-F-200-�供�~
プロトタイプ。エンジンはライカミング O-320（出力160hp）を搭載。~
~
-FA-200-160：~
160馬力の[[エンジン]]と固定ピッチ[[プロペラ]]を組み合わせた廉価版
飛行訓練や遊覧用の基本モデル。~
160馬力のライカミング O-320D2A[[レシプロエンジン]]とマッコーレイIC172MGM7656 or 7662固定2枚ピッチ[[プロペラ]]を組み合わせた。~
~
-FA-200-180：~
180馬力の[[エンジン]]と可変ピッチ[[プロペラ]]を組み合わせた高級版で、曲技飛行にも適する
曲技飛行用の発展型。~
180馬力のライカミング IO-360B1B[[レシプロエンジン]]とマッコーレイB2D34C53/74E-O油圧定速可変ピッチ[[プロペラ]]を組み合わせた。~
~
-FA-200-180AO：~
180馬力の[[エンジン]]と固定ピッチ[[プロペラ]]を組み合わせた中級機
-FA-200 [[STOL]]実験型：~
日本のNAL（航空宇宙技術研究所、現[[JAXA]]）によって短距離離着陸の研究用に改修された機体。~
現在は[[かかみがはら航空宇宙科学博物館]]に展示されている。
180型を元に機体を再設計し、整備の簡素化と価格低減を目指した改良型。~
180馬力のライカミング O-360A5AD[[レシプロエンジン]]とマッコーレイA170/EFA7658固定[[ピッチ]][[プロペラ]]を組み合わせた。~
~
-FA-203S（FA-200改）：~
日本のNAL（航空宇宙技術研究所、現[[JAXA]]）によって[[STOL]]研究用に改修された機体。~
160型をベースにエンジンを180馬力に強化し、各種の計測装置を搭載。~
さらに、[[水平安定板]]を可変翼（-3〜+3度）に改造した。~
現在は[[岐阜かかみがはら航空宇宙博物館]]に展示されている。~
~
-FA-200XS：~
FA-200改を元に、本格的な[[STOL]]機として再改修された機体。~
境界層吸込式[[フラップ]]を装備した[[主翼]]を換装し、境界層吸込ブロア用にスバル360のエンジンを胴体に搭載。~
~
-F-201：~
3人乗りモデル。提案のみで製作されず。~
~
-F-202：~
2人乗りの曲技飛行型。提案のみで製作されず。~
~
-F-203：~
[[STOL]]型。提案のみ。~
~
-F-204：~
農薬噴霧機型。提案のみで製作されず。~
~
#ref(FA-200-180.jpg);
