*&ruby(えふさんでぃー){【F3D】}; [#t6902d40]
F3D（F-10）"&ruby(スカイナイト){Skyknight};"~
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[[ダグラス]]社が開発した[[全天候>全天候戦闘機]][[艦上戦闘機]]。~
1946年4月から開発が開始され、1948年3月28日に試作機が初飛行した。~
[[アメリカ海軍]]と[[海兵隊>アメリカ海兵隊]]で運用された。~
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機体は中翼配置の直線翼の主翼を持ち、エンジンは主翼付け根の下方に配置するという形状をしており、主翼は中央部で上方に折り畳む事ができる。~
また、座席は[[サイドバイサイド]]配置で、非常時は[[射出座席]]ではなく、コックピット下方に設けられた脱出トンネルを利用して脱出するようになっていた。~
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戦歴では[[朝鮮戦争]]や[[ベトナム戦争]]に投入され、朝鮮戦争では夜間戦闘において[[MiG-15]]を撃墜する戦果を挙げている。~
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長期の運用が行われ、戦闘機としては1960年代まで、電子戦機としては1970年まで使用された。~
また、軍から引退した後も、少数機が[[レイセオン]]社のテスト機として1980年代まで運用されていた。~
**スペックデータ（F3D-2）[#t07be7e5]
|乗員|2名|
|全長|13.90m|
|全高|4.90m|
|翼幅|15.24m|
|主翼面積|37.2��|
|空虚重量|6,813kg|
|積載重量|9,694kg|
|最大離陸重量|12,178kg|
|[[エンジン]]|[[ウェスティングハウス]] J46-WE-38[[ターボジェット]]×2基&br;（[[推力]]1,633kg（3,600lbf））|
|最大速度|909km/h（高度6,096m）|
|巡航速度|731km/h|
|[[失速]]速度|150km/h|
|[[航続距離]]|1,931km（内部燃料）&br;2,211km（150gal/568L[[増槽]]×2基）|
|[[実用上昇限度>上昇限度]]|11,643m|
|[[上昇率]]|15.1m/s|
|[[翼面荷重]]|260.9kg/��|
|[[推力重量比]]|0.34|
|固定武装|[[イスパノ・スイザ]]AN-M2 20mm[[機関砲]]×4門（弾数200発）|
|兵装|[[AIM-7「スパローI」>AIM-7]][[AAM>空対空ミサイル]]×4発（F3D-2M）&br;2,000lb（900kg）通常爆弾×2発&br;「テイニー・ティム」11.75インチ（29.8cm）空対地[[ロケット弾]]×2発|
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**派生型（カッコ内は新名称/生産・改修機数） [#bc23d932]
-XF3D（3機）：~
試作機。~
ウェスティングハウス J34-WE-24エンジンやAN/APQ-35捜索/目標捕捉レーダーを搭載。~
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-F3D-1（F-10A）（28機）：~
初期生産型。エンジンはJ34-WE-32を搭載。~
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-F3D-1M（12機）：~
F3D-1に[[AIM-7「スパローI」>AIM-7]][[AAM>空対空ミサイル]]の携行能力を付与したミサイル試験機。~
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-F3D-2（F-10B）（237機）：~
エンジン換装型。~
J34-WE-36（後にJ34-WE-38）を搭載し、ウィング[[スポイラー]]や自動操縦装置、AN/APQ-36レーダーを装備している。~
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-F3D-2B（1機）：~
装備試験機型。~
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-F3D-2M（MF-10B）（16機）：~
F3D-2に[[AIM-7「スパローI」>AIM-7]][[AAM>空対空ミサイル]]の携行能力を付与した型。~
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-F3D-2Q（EF-10B）（F3D-2より35機）：~
電子偵察機型。~
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-F3D-2T（5機）：~
[[練習機]]型。~
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-F3D-2T2（TF-10B）（55機）：~
[[レーダー]]管制官訓練および[[電子戦機]]型。~
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-F3D-3：~
主翼の[[後退翼]]化などの改良を行った型。計画のみ。~
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