【F-101】(えふひゃくいち)

McDonnell? F-101 Voodoo(ヴードゥー)

マクドネル・エアクラフト社で開発された双発の超音速戦闘機
長距離戦闘機の試作機であったXF-88の改良型として1951年に開発が開始され、1954年に試作機であるYF-101Aが初飛行した。
本来は爆撃機の護衛用として開発されたが、T尾翼を採用したため、高翼面荷重の設計と相まって運動性に問題があり、制空戦闘機としては不適切であった。
このため実際には核攻撃を兼任した戦闘爆撃機偵察機迎撃戦闘機として実用化された。
ベトナム戦争では偵察型が使用されたが、損耗も激しく、F-105と並んでベトナム戦争で使い尽くされた機体となった。

アメリカ以外では、カナダ国防軍が使用していたほか(1961年〜1985年)、台湾(中華民国)空軍では偵察型を少数使用していた(1959年〜1973年)。

最終的に885機が生産され、1985年までに全機退役した。

スペックデータ

乗員2名
全長20.55m
全高5.49m
全幅12.09m
主翼面積34.20
翼面荷重607kg/
空虚重量12,925kg
運用重量20,715kg
最大離陸重量23,770kg
最大兵装搭載量1,700kg
エンジンP&W J57-P-55 ターボジェット×2基
推力53.3kN(ドライ時)×2
75.2kN(A/B使用時)×2
推力重量比0.74
最大速度M1.72(10,500m時)/M1.85(12,200m時)
実用上昇限度?17,800m
海面上昇率250m/s
航続距離2,450km
固定武装ポンティアック M39? 20mm機関砲×4門(A型 携行弾数375発)
兵装AIM-4「ファルコン」AAM×4
AIR-2×4
B28・B43核爆弾
増槽など


バリエーション(カッコ内は生産・改修機数)

  • XF-88
    原型機。

  • YF-101A(29機)
    試作機。

  • F-101A(48機)
    初期生産型。エンジンはJ57-P-13を搭載。

  • NF-101A(1機)
    J79エンジンのテストヘッド機。

  • JF-101A
    開発・試験用機。

  • YRF-101A
    戦術航空軍団向けの試作偵察機。

  • RF-101A(35機)
    戦術航空軍団向け偵察機。機首および胴体部に偵察カメラを複数装備。

  • F-101B(480機)
    防空軍団およびカナダ空軍向け長距離迎撃戦闘機。エンジンはJ57-P-53またはP-55を装備。
    固定武装なし。

  • CF-101B(132機、66機(機材更新の形で供与))
    F-101Bのカナダ空軍での名称。

  • EF-101B(1機)
    電子戦型。カナダ空軍でアグレッサーとして採用。

  • TF-101B
    複座練習機型。後にF型に名称統一。

  • TF-101F
    複座練習機型。後にF型に名称統一。

  • F-101F
    複座練習機型。

  • CF-101F(10機)
    F-101Fのカナダ空軍での名称。

  • RF-101B
    B型の偵察機改修型。戦術航空軍団で運用された。

  • F-101C
    戦術航空軍団向けの単座戦闘爆撃機型。
    A型とほぼ同等だが、荷重制限の緩和やエンジンの改良が行われている。

  • RF-101C
    戦術航空軍団向け単座偵察機型。機首と胴体部に偵察カメラを6基装備。

  • F-101D/E
    計画機。GE社エンジンを搭載する予定だった。

  • RF-101G/H
    F-101A/Cを空軍州兵向けの偵察機に改装したもの。


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