【F-100】(えふひゃく) †

North American F-100 Super Sabre(ス−パーセイバー)

ノースアメリカン社で開発された世界初の実用超音速戦闘機。
F-86の後継として1949年から開発が開始され、1953年に試作機であるYF-100Aが初飛行した。
本来は制空戦闘機として開発されたが、実際には戦闘爆撃機としての運用が多かった。
ベトナム戦争では、北爆や南ベトナムでの近接航空支援に使用された。

初期型では安定性に難があり、急降下の引き起こしの際などにコントロール不能になる事故が相次いだため、垂直尾翼面積の拡大および主翼の延長などの改修が行われた。

アメリカ以外では、トルコ、フランス、デンマーク、台湾に輸出された。
また、YF-107?というレーダーなどを搭載した発展型も存在する。

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スペックデータ †

乗員1名
全長15.2m
全高4.95m
全幅11.89m
主翼幅11.81m
主翼面積35.3��
翼面荷重352kg/��
重量9,525kg（空虚重量）
13,085kg（運用重量）
15,800kg（最大離陸重量）
兵装搭載量3,400kg（最大）
エンジンP&W J57-P-21/21A ターボジェットエンジン×1基
推力45kN（ドライ時）
71kN（A/B?使用時）
推力重量比0.55
速度マッハ1.3（最大）
マッハ1.0（海面高度時）
実用上昇限度?15,500m
海面上昇率5,050m/min
航続距離970km（機内燃料のみ）
25,00km（増槽×2、フェリー時）
固定武装ポンティアック M39 20mm機関砲×4門（弾数各200発）
兵装AIM-9AAM×4
AGM-12ASM×4
通常爆弾
戦術核爆弾（Mk.7/Mk.28/Mk.43/Mk.57/Mk.61）
増槽など


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バリエーション（カッコ内は生産・改修機数） †

  • YF-100A：試作・原型機。XJ57エンジンを搭載。（2機）
  • F-100A：昼間戦闘機量産型。量産167号機以降では、エンジンがP&W J57-P-39に換装されている。（207機）
  • RF-100A：写真偵察機型。（A型4機）
  • YF-100B：YF-107?の旧名称
  • F-100C：戦闘爆撃機型。主翼下ハードポイントが6箇所に増え、LA-2低高度爆撃システムが装備されたほか、空中給油受け棒を搭載。（451機）
  • TF-100C：複座練習機型。主翼や尾翼はF-100Dと同等のものになっている。（C型1機）
  • F-100D：戦闘爆撃機型。MB-3自動操縦装置や僚機への空中給油が可能なバディシステム、核爆弾及びAGM-12A?搭載機構を装備。（1,274機）
  • F-100F：複座練習機量産型。うち7機がSEAD任務向けに改修。（339機）
  • F-100J：航空自衛隊向けの迎撃戦闘機型、機首にレーダーを搭載。第1次F-XでF-104と争った。
  • DF-100F：無人標的機管制型
  • TF-100F：デンマーク向け供与機
  • NF-100F：研究機型

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