【EC120】 †
Eurocopter(Airbus Helicopters) EC120
仏・中・星の3ヶ国共同で開発された民間向けの単発小型ヘリコプター。
旧ユーロコプター社が、エキュレイユよりもさらにコストの安い機種として開発を計画したものだが、開発費を抑えるため
- ユーロコプター
- 中国航空技術進出口総公司（中国航空工業集団公司の傘下）
- 哈爾浜飛機製造公司（同上）
- シンガポール・エアロスペース
の4社共同で、1992年に設計が開始された。
機体はEC130B4を更に小型化したような形のフェネストロン式で、5人乗り。
エンジンはチュルボメカ・アリウス2F単発を減格して使用している。
コストを考慮した機体ではあるがローターヘッドのベアリングレスによりループなどの曲技飛行が可能。
スペイン空軍では飛行教官による曲技飛行隊『Patrulla ASPA』を結成している。
製造はエアバス・ヘリコプターズのマリニアンヌ工場と、哈爾浜飛機製造公司とで分担されている。
フランスで製造したものをEC120、中国で製造したものをHC120と称する。
なお、フランスでの製造分については現在、商品名が「H120」と改められている。
参考リンク：http://www.airbushelicopters.co.jp/products/ec120-b/
スペックデータ（EC120B） †
| 乗員 | 1名 |
| 搭載容量 | 乗客4名 ペイロード：755kg/700kg（機外最大吊り下げ重量） |
| 主ローター直径 | 10.0m |
| 主ローター面積 | 78.54�� |
| テイルローター直径 | 0.75m |
| 全長 | 11.52m |
| 胴体長 | 9.6m |
| 全高 | 3.4m |
| 空虚重量 | 960kg |
| 最大離陸重量 | 1,715kg（機内搭載時） 1,800kg（機外吊り下げ時） |
| 燃料容量 | 416リットル（燃料タンク2基） |
| エンジン | チュルボメカ TM319 アリウス2Fターボシャフト×1基 |
| 推力 | 離陸出力：504hp（376kW） 最大連続出力：449hp（335kW） |
| 超過禁止速度 | 278km/h |
| 巡航速度 | 226km/h（最大巡航） 191km/h（経済巡航） |
| 航続距離 | 727km（無給油） |
| 実用上昇限度 | 5,180m |
| ホバリング上昇限度 （IGE/OGE） | 2,820m/2,320m |
| 上昇率 | 6.1m/s |
| 円盤荷重 | 21.8kg/�屐米睇�負荷） 22.9kg/�屐奮杏�負荷） |
| パワー/マス | 0.19kW/kg（内部負荷） 0.1835kW/kg（外部負荷） |
バリエーション †
- P120L：
プロトタイプ。
- EC120B「コリブリ」：
標準型。
- HC120：
中国での生産型。
