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*&ruby(いーわん){【E-1】}; [#xf65ecf6]
Grumman E-1 "&ruby(トレイサー){Tracer};((追跡者、もしくは[[曳光弾]]の意。))".~
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1950年代、アメリカの[[グラマン社>グラマン]]が開発し、[[アメリカ海軍航空隊>アメリカ海軍]]に採用された[[艦載>艦載機]][[早期警戒機]]。~
[[艦載>艦載機]][[対潜機]]・[[S-2]]の機体上部に[[レドーム]]を搭載した作りの機体であった。~
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[[アメリカ海軍]]は1940年代後半より、[[A-1「スカイレイダー」>A-1]][[艦上攻撃機]]を改装した「AD-3W」という早期警戒機を運用していたが、機体の大きさの制約から早期警戒機としての能力は限定されたものであった。~
[[アメリカ海軍]]は1940年代後半より、[[A-1「スカイレイダー」>A-1]][[単発>単発機]][[艦上攻撃機]]を改装した「AD-3W」という早期警戒機を運用していたが、機体の大きさの制約から早期警戒機としての能力は限定されたものであった。~
本機はこの解決策として、[[TF-1>C-1（アメリカ）]][[輸送機]]（[[S-2]]の艦上輸送機型）を基に開発されたものであり、当時の[[艦載機]]としてはかなり大型の機体に仕上がった。~
量産型のWF-2((後に[[機体命名法]]の変更により「E-1B」となる。))は1958年に[[初飛行]]し、1960年から部隊運用が開始された。~
量産型のWF-2((後に[[機体命名法]]の変更により「E-1B」となる。))は1958年に[[初飛行]]し、1960年から第12早期警戒飛行隊（VAW-12）より部隊配備が開始され、[[ベトナム戦争]]にも参加している。~
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本機は[[艦載機]]としては大型の機体であったが、それでも機内はレーダー手2名を収容してぎりぎりの[[ペイロード]]しかなく、また、発熱量の大きい搭載電子機器の冷却にも問題があり、実戦での運用には困難が伴った。~
本機は当時の[[艦載機]]としては大型の機体であったが、それでも機内はレーダー手2名を収容してぎりぎりの[[ペイロード]]しかなく、また、発熱量の大きい[[搭載電子機器>アビオニクス]]の冷却にも問題があり、実戦での運用には困難が伴った。~
そのため、海軍はより大型の機体を要求し、[[E-2「ホークアイ」>E-2]]が開発されることになる。~
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その後、本機は[[E-2]]の実戦化に伴って同機に任務を譲り、1970年代に退役した。~
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**スペックデータ [#p0761339]
|乗員|4名（[[パイロット>機長]]、[[コパイロット>副機長]]、[[レーダー]]/[[インターセプト>要撃]]操作員2名）|
|全長|13.82m|
|全高|5.13m|
|翼幅|22.05m|
|翼面積|47��|
|空虚重量|9,381kg|
|積載重量|11,273kg|
|最大離陸重量|12,091kg|
|翼型|root：NACA 63A420&br;tip：NACA 63A415|
|空虚重量|9,361kg|
|総重量|11,249kg|
|最大離陸重量|12,066kg|
|[[発動機>エンジン]]|[[ライト>カーチス・ライト]] [[R-1820-82A「サイクロン」>R-1820]][[空冷>空冷エンジン]]星型9気筒×2基|
|出力|1,525hp（1,137kW）（[[離陸]]出力）|
|最高速度|383km/h（高度1,220m）|
|[[巡航速度]]|263km/h|
|[[プロペラ]]|3枚翅定速プロペラ|
|最高速度|383km/h（高度1,219m）|
|[[巡航速度]]|262km/h|
|[[航続距離]]|1,666km|
|[[上昇限度]]|4,800m|
|[[海面上昇率>上昇率]]|5.7m/s（1,120ft/min）|
|[[レーダー]]|AN/APS-82捜索レーダー|
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**バリエーション [#j9f420a1]
-XTF-1W：~
空力試験機。~
ダミーのレーダードームの設置や尾翼の改造を行っている。~
ダミーの[[レーダードーム>レドーム]]の設置や尾翼の改造を行っている。~
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-WF-2：~
量産型。~
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-E-1A：~
命名規則変更後の空力試験機の名称。~
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-E-1B：~
命名規則変更後の量産型の名称。~
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