- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
*&ruby(しーひゃくろくじゅう){【C-160】}; [#z031b507]
Transport Allianz C-160"&ruby(トランザール){Transall};".~
~
1960年代、フランスと西ドイツ（当時）の共同出資で設立された「トランスポルト・アリアンツ」社が開発・生産した中型の[[双発>双発機]][[ターボプロップ]][[輸送機]]。~
[[愛称]]の「トランザール」は、トランスポルト・アリアンツ社の略称にちなむ。~
~
本機は当初、[[フランス空軍>フランス軍]]で用いられていた[[ノール>ノール・アビアシオン]]「[[ノラトラ]]」の代替として開発が進められ、1963年に試作機が[[初飛行]]。~
[[フランス空軍>フランス軍]]で用いられていた[[ノール>ノール・アビアシオン]]「[[ノラトラ]]」の代替として開発が進められ、1963年に試作機が[[初飛行]]。~
以後、1972年まで[[アエロスパシアル]]と[[メッサーシュミット・ベルコウ・ブローム>メッサーシュミット]]により生産された。~
~
本機は[[フランス空軍>フランス軍]]・[[（西）ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]の他、トルコ空軍や南アフリカ空軍にも納入された((この他、フランスの[[フラッグキャリア]]・[[エールフランス]]が[[郵便>航空郵便]]輸送業務代行のために用いていたこともある。))が、初飛行から50年以上が経過して老朽化・陳腐化が進んでいることから、[[エアバス>エアバスミリタリー]][[A400M「アトラス」>A400M]]など後継機への交代が進められており、南アフリカ空軍ではすでに全機が退役している。~
本機は[[フランス空軍>フランス軍]]・[[（西）ドイツ空軍>ルフトバッフェ]]の他、トルコ[[空軍]]や南アフリカ空軍にも納入された。~
また、民間でも[[エールフランス]]が[[航空郵便]]輸送業務代行のために用いていたこともある。~
~
初飛行から60年近くが経過して老朽化・陳腐化しているため、[[エアバス>エアバスミリタリー]][[A400M「アトラス」>A400M]]など後継機への更新が進められている。~
**スペックデータ [#zdd921da]
|乗員|3名（[[パイロット]]2名（[[機長]]、[[副機長]]）、[[航空機関士]]1名）|
|兵員数|兵員：93名&br;[[空挺部隊]]：61〜88名&br;担架：62|
|乗員|3名（[[パイロット>エビエーター]]2名（[[機長]]、[[副機長]]）、[[航空機関士]]1名）|
|搭載能力|[[ペイロード]]：16,000kg&br;兵員：93名&br;[[空挺部隊]]：61〜88名&br;担架：62床&br;貨物室（長さ×高さ×幅）：17.20m×2.98m×3.15m|
|全長|32.40m|
|全高|11.65m|
|翼幅|40m|
|翼面積|160��|
|貨物室|長さ17.20m、高さ2.98m、幅3.15m|
|[[ペイロード]]|16,000kg|
|アスペクト比|10|
|空虚重量|29,000kg|
|総重量|46,000kg（[[ペイロード]]17,000kg時）|
|最大離陸重量|51,000kg|
|[[エンジン]]|[[ロールス・ロイス]] タインRTy.20 Mk.22[[ターボプロップ]]×2基&br;（出力4,549kW）|
|[[エンジン]]|[[ロールス・ロイス]] [[タインRTy.20 Mk.22>タイン]][[ターボプロップ]]×2基&br;（出力6,100hp（4,549kW））|
|[[プロペラ]]|Ratier Forest社製BAe Type 4/8000/6 定速リバーシブルプロペラ4枚翅&br;（プロペラ直径：5.486m）|
|超過禁止速度|593km/h|
|最高速度|513km/h（[[高度]]4,875m）|
|[[失速]]速度|177km/h（[[フラップ]]下げ）|
|[[失速]]速度|177km/h（[[フラップ]]ダウン時）|
|[[航続距離]]|1,853km（最大ペイロード）|
|[[上昇限度]]|8,230m|
|[[上昇率]]|6.6m/s|
|[[翼面荷重]]|319kg/��|
|パワー/マス|0.18kW/kg|
~
**バリエーション [#m28af85b]
-C-160：~
原型機。~
~
-C-160A：~
前期生産型。原型より50cmほど胴体を延長した。~
~
--C-160D：~
西ドイツ軍向けのA型。一部は後にトルコに譲渡された。~
~
---C-160T：~
トルコに譲渡されたD型の呼称。~
~
--C-160F：~
フランス軍向けのA型。一部は後に民間に売却。~
~
---C-160P：~
エールフランスが中古のF型を買い取り改修した型。~
~
--C-160Z：~
南アフリカ向けのA型。[[アエロスパシアル]]が生産。~
~
-C-160NG：~
後期生産型。~
[[燃料]]タンクの容量を増加し、[[空中給油]]装置を設置するなどして[[航続距離]]を伸ばしている。~
フランス空軍とインドネシアの民間航空会社が購入した。~
~
-C-106R：~
-C-160R：~
F型とNG型に延命プログラムを施した型。~
~
-C-160AAA：~
[[機首]]と尾部に[[レドーム]]を装備した[[早期警戒機]]型。計画のみ。~
~
-C-160S：~
洋上[[対潜哨戒機]]型。計画のみ。~
[[洋上対潜哨戒機>対潜哨戒機]]型。計画のみ。~
~
--C-160SE：~
[[ELINT]]機型。計画のみ。~
~
--C-160ASF：~
S型に[[エグゾセ]][[空対艦ミサイル]]搭載能力を付与した型。計画のみ。~
~
-C-160 アスタロト：~
フランス海軍向け潜水艦通信中継機型。~
フランス[[海軍]]向け[[潜水艦]]通信中継機型。~
~
-C-160G ガブリエル：~
フランス向け[[ECM]]訓練機型。~
~
