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【BTR-70】(びーてぃーあーるななじゅう) †

ロシア陸軍で運用されている装輪式装甲車
BTR-60PBの改良型に当たる

車体はBTR-60より少し小さいがエンジンが強化された為エンジン室が大型化。そのため兵員室は少し小さくなっている
車体後部にウォータージェット推進装置を装備している、BTR-60と違い車体に消波器が設置されている
また、上部ハッチしかなかったBTR-60の欠点を改良し、第2、第3車軸の間に乗降用ハッチを増設した。
しかし逆三角型の小型のもので実用的とは言えず、後部にエンジン室がある為後部から乗降できないという弱点は残った。

アフガニスタン侵攻?で初めて実戦に投入されたが、
そこで本車で採用していたガソリンエンジンが被弾時に発火しやす弱点が露呈しBTR-60共々「燃える車輪付き棺桶」と不名誉なあだ名をつけられた
また、側面ハッチは小型で完全武装の兵士には使用しづらく、上面から出入りしようとした兵士はみすみすムジャヒディン?の餌食となった。
これらの戦訓から、改良型のBTR-80はディーゼルエンジンを搭載し、側面ハッチを拡大している。

スペックデータ †

派生型 †

• BTR-70 M1978：
  前期生産型
  
  
• BTR-70 M1986/1:
  ターレット?の改良、装甲の強化などがされている。
  
  
• BTR-70MS:
  通信用車両
  
  
• BTR-KShM:
  指揮官用車両
  
  
• BREM:
  回収車
  
  BTR-70Kh:
  化学兵器探知車両
  
  
• SPR-2:
  ジャミング車両
  
  
• TAB-77:
  ルーマニアのライセンス生産車両。エンジンを132馬力のディーゼルエンジンに換装
  
  
  • TBR-77A 145M:
    指揮官用車両、乗員は3+7名。7.62mm同軸機関銃は撤去されている。
    
    
  • TBR-77A B-77:
    1996年に発表された改良型、機を250馬力のディーゼルエンジン1基に換装。機関銃塔の射撃サイトを大型化。乗員は3+8名。