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*&ruby(びーえむぴーに){【BMP-2】}; [#qc6dca0b]
&ruby(バェヴォイ){Боевая}; &ruby(マシーナ){Машина}; &ruby(ピホートゥ){Пехоты}; - &ruby(ドヴァー){2};(露).~
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旧ソ連のチェリャビンスク・トラクター工場が開発した[[歩兵戦闘車]]。~
[[BMP-1]]の改良型で、戦闘能力の向上を図っている。~
1970年代から開発が行われ、1980年もしくは1982年に採用。20ヶ国以上に配備された。~
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車体は前作のBMP-1によく似ているが、[[砲塔]]が大型化しているのが特徴。~
BMP-1で不評をかこった73mm[[低圧滑腔砲>滑腔砲]]は廃止され、30mm[[機関砲]]と[[対戦車ミサイル]]に変更されている。~
大口径の機関砲を採用したことにより、[[ヘリコプター]]などの[[航空機]]への応戦も可能になった。~
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防御のために[[煙幕>スモーク弾]]発射装置を取りつけることもできる。~
また、被弾時に誘爆しやすかった後部燃料タンクを廃止するなどの安全対策も行っている。~
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固有の乗員は3名、他に[[兵員>兵卒]]7名を輸送できる。~
乗員席は最前に運転手1名、[[砲塔]]に砲手1名と車長1名。~
兵員席は後部キャビンに3人掛けの座席2列、運転手と背中合わせに1人席ひとつ。~
ただし、兵員が乗降できる出入り口が後部の観音開き式ドア一対しかないため、乗降の所要時間はBMP-1より長い。~

旧ソ連が開発した[[歩兵戦闘車]]。~
[[BMP-1]]の改良型で、戦闘能力の向上を図っている。1970年代から開発が行われ、1980年もしくは1982年に採用。20ヶ国以上に配備された。~
**スペックデータ [#wac0d3e4]
|乗員|3名+兵員7名|
|全長|6.73m|
|全高|2.05m|
|全幅|3.15m|
|戦闘重量|14.0t|
|[[エンジン]]|UTD-20 V型6気筒[[液冷>液冷エンジン]][[ディーゼル>ディーゼルエンジン]](出力300hp)|
|登坂力|70%|
|超堤高|0.7m|
|超壕幅|2.5m|
|最大速度&br;(路上/不整地/浮航)|65km/h / 45km/h /  7km/h|
|[[行動距離>航続距離]]|600km|
|[[装甲]]|33mm(最大)|
|主武装|2A42 30mm機関砲×1門(弾数500発)&br;初期型:9M111「ファゴット(AT-4『スピゴット』)」[[ATM>対戦車ミサイル]]発射機×1基&br;(ミサイル4発)&br;後期型:9M113「コンクールス(AT-5『スパンドレル』)2連装発射機×2基&br;(ミサイル4発)&br;[[9K34「ストレラ-3(SA-14『グレムリン』)」>SA-14]]携行式[[SAM>地対空ミサイル]]発射機×1基&br;(ミサイル2発)|
|副武装|PKT/PKMT 7.62mm機関銃×1挺(弾数2,000発)&br;5.56mm機関銃&br;AGS-30"Atlant"[[擲弾発射器]]&br;3連装[[発煙弾>スモーク弾]]発射器×2基|
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車体はBMP-1によく似ているが、砲塔が大型化しているのが特徴で、主砲には命中精度、制圧射撃時の威力、共に不足していた73mm低圧[[滑腔砲]]から30mm口径の[[機関砲]]に変更し、有線誘導式のAT-4/AT-4Bスピゴット・AT-5AT-5Bスパンドレル[[対戦車ミサイル]]が採用された。~
この機関砲は車両だけではなく、[[ヘリコプター]]などの[[航空機]]も攻撃でき、発射速度は200〜300発、500発/分を選択できる。他に防御のために煙幕発射装置を取りつけることもできる。~
また、被弾時に誘爆しやすかった後部燃料タンクを廃止するなどの対策も行っている。~
**派生型 [#pbbe6bc3]
-BMP-2 obr.1980:~
初期生産型。~
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乗員は3名で、7名の兵員を輸送することができる。~
兵員6名は後部に搭乗する構造で、3人がけの座席2列に背中合わせに座る。残りの1名は砲塔の左前、運転手の後ろに座席がある。~
乗員3名はそれぞれ、運転手と砲塔に座る砲手と車長で、砲塔に1名が乗る[[BMP-1]]とは構造が異なっている。~
--BMP-2 obr.1984:~
砲塔正面に"kovriki"[[装甲]]を追加した改良型。~
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しかし、BMP-2では上部ハッチが一対減らされ、乗降部分が後部の観音開き式ドアか上部ハッチの2箇所だったBMP-1よりも余計に乗降時間が増える等の弊害も生まれている。~
---BMP-2 obr.1986:~
照準器をBPK-2-42に換装した後期生産型。~
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--BMP-2D:~
装甲強化型。~
車体側面や[[砲塔]]に厚さ6mmの装甲を追加した。~
車体前部に地雷除去システムを装備可能。~
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--BMP-2K:~
指揮車輌型。~
無線機は、R-123MとR-130M、またはより近代的なR-173、R-126とR-10を装備する。~
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--BMP-2M:~
アップグレード型。~
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---BMP-2M"Berezhok":~
[[砲塔]]をB05Ya01「Berezhok」砲塔に換装した型。~
武装として、2A42 30mm[[機関砲]]、PKMT 7.62mm[[同軸機関銃>同軸機銃]]、AGS-30"Atlant"[[グレネードランチャー>擲弾発射器]]、9M133「コルネット」対戦車ミサイルの2連装発射機を装備する。~
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-BMO-1:~
[[ロシア海軍歩兵>海兵隊]]の火炎放射分隊向け装甲車。~
2001年に制式化された。~
もともとの歩兵座席部の片側をロケットランチャーと[[火炎放射装置>火炎放射器]]用のラックに改造しており、[[RPO「シュメーリ」>RPO]]ロケットランチャーを22本搭載している。~
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-BVP-2:~
チェコスロバキアでのライセンス生産型。~
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-BVP-2V(またはVR 1p):~
指揮車輌型。~
テント、伸縮マスト、無線セット(RF-1325×2基、IPRS-32、RF-1301とNS-2480D)を装備。~
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-VPV:~
工作車両型。~
クレーンやウインチを装備。~
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-BMP-2「サラス」:~
インドでの[[ライセンス生産]]型。~
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--BMP-2 Light Tank:~
BMP-2のシャーシを使用した水陸両用[[軽戦車]]型。~
[[マズルブレーキ]]付き105mm半自動砲を装備したGIAT TS-90砲塔を搭載する。~
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--BMP-2K「サラス」:~
指揮車輌型。~
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--Armoured Ambulance:~
装甲救急車型。担架を4床搭載可能。~
砲塔は残しているが[[機関銃]]や[[発煙弾>スモーク弾]]発射機は搭載していない。~
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--Armoured Vehicle Tracked Light Repair:~
油圧クレーンを装備する装甲回収車型。~
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--Armoured Amphibious Dozer(AAD):~
戦闘工兵車型。~
後部に折り畳み式ドーザーブレードを装備し、[[地雷]]プラウやウインチを搭載。~
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--Armoured Engineer Reconnaissance Vehicle(AERV):~
装甲工兵偵察車型。~
音響測深機や水流計、[[レーザー]]測距儀、[[GPS>全地球測位装置]]のほか、車体左後部にロッド40本を備えたマーキングシステムを搭載する。~
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--NBC Reconnaissance Vehicle(NBCRV):~
[[NBC>NBC兵器]]偵察車型。~
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--Carrier Mortar Tracked Vehicle:~
[[自走迫撃砲]]型。81mm[[迫撃砲]](弾数108発)を搭載。~
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--NAMICA(Nag Missile Carrier):~
対戦車車両型。~
「ナグ((Nag:コブラの意。))」[[対戦車ミサイル]]の連装発射機を2基搭載する。~
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--Akash:~
[[地対空ミサイル]]車両型。7つの転輪を装備した改良型車体に3連装発射機を搭載。~
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--Trishul Combat Vehicle:~
"Trishul"[[地対空ミサイル]]の4連装発射機と"Flycatcher"[[レーダー]]システムを装備した地対空ミサイル車両型。~
試作のみ。~
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--Rajendra:~
「Akash」システムのレーダー車輛。~
多機能三次元レーダーを搭載。~
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--BMP-2 UGV "Muntra":~
無人偵察車両型。~
コマンドポスト型のB型、B型から遠隔操作される核・生物・化学偵察車型のS型/N型、地中レーダーを装備する[[地雷]]および[[IED]]探知車型のM型がある。~
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--105mm Self-Propelled Gun:~
105mm自走榴弾砲型。FV433「アボット」の後継。~
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-BWP-2:~
ポーランドでの[[ライセンス生産]]型。~
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-BMP-2MD:~
フィンランドでの近代化改修型。~
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