【BAR】 †
Browning Automatic Rifle
ジョン・M・ブラウニング設計の自動火器。
名前の通り、20連の着脱式箱型弾倉を使用する自動小銃であるとも言えるが、重量やオープンボルト作動といった特徴は機関銃寄りであり、実際、火力を生かしたフルオート中心の運用が為された。
当時で言うと、英軍のブレン?軽機関銃、現代で言うと分隊支援用のLSWが近い。
歩兵小火器としてはかなり重量があったが、堅牢でトラブルが少なく、非常に重用された。
M1ライフルやM1903を上回る火力を発揮でき、重量も一応携行使用可能な範囲に収まっていたので、単発5連、乃至セミオート8連が主力だった当時には圧倒的であったことは想像に難くない。
スペックデータ †
種別:自動小銃、分隊支援火器
口径:7.62mm
全長:1,214mm
銃身長:610mm
重量:7.2〜8.8kg
装弾数:20発(着脱式箱型弾倉)
使用弾薬:.30-06スプリングフィールド弾
ライフリング:4条右回り
作動方式:ガス圧利用・オープンボルト
銃口初速:805m/s
発射速度:300〜650発/分
有効射程:548m
バリエーション †
- M1918:
基本モデル。
- M1918A1:
M1918の改良モデル。二脚と肩当てプレートが取り付けられた。
- M1918A2:
フルオートモデル。発射速度が高速・低速の2段階で切り替えられる。
- M1918A3 SLR:
セミオートのみの民間モデル。
- wz1928:
ポーランド製モデル。