• 追加された行はこの色です。
  • 削除された行はこの色です。
*&ruby(びーななよんななえふ){【B747F】}; [#zdc49616]
Boeing 747F.~
[[ボーイング]]社の超大型[[旅客機]]・[[B747]]の純貨物型の事。~
~
[[ボーイング]]社の超大型[[旅客機]]・[[B747]]の純貨物型。~
「F」は貨物船を表す「Freighter」の略((貨物輸送用途の[[B747]]としては、他にも貨客混在のC型やCOMBI型が存在する。))。~
~
B747自体が元々、[[アメリカ空軍]]への採用を目指した[[輸送機]]「C-19」として開発・設計が開始されたもので、[[超音速旅客機]]の実用化後には[[貨物機]]への転用を考慮されていたため、[[操縦席>フライトデッキ]]や客席((荷主や技術者などが「付添人([[デッドヘッド]])」として搭乗することもある。))は2階部分に設置されている。~
[[貨物機]]独特の特徴として、客室部分に窓が無い場合が多い。~
ただし、乗員乗客用の区画に若干の窓がある機体、[[旅客機]]から改修されたため窓が残っている機体も多い。~
B747は、そもそも[[アメリカ空軍]]への採用を目指して[[輸送機]]として設計・開発された機体である。~
また、開発当時は[[超音速旅客機]]の登場が想定されていたため、旅客モデルも[[貨物機]]への転用を考慮されていた。~
この理由から、[[操縦席>フライトデッキ]]と客席((貨物型では「荷主」や「技術者」など、貨物に付き添う必要のある人間が[[デッドヘッド]]として搭乗するためのもの。))は2階部分に設置されている。~
~
出入り口として機首部分に上方に開くノーズドアと、側面に数個のカーゴドアを備えるのが一般的。~
[[貨物機]]独特の特徴として、[[キャビン]]に窓が無い場合が多い。~
ただし、[[乗員>エビエーター]]乗客用の区画に若干の窓がある機体、[[旅客機]]から改修されたため窓が残っている機体も多い。~
~
出入り口として[[機首]]部分に上方に開くノーズドアと、側面に数個のカーゴドアを備えるのが一般的。~
これもどちらかが欠落している機体が多い。~
~
[[ペイロード]]は機体中央のメインデッキと、それより小型の下部デッキを持つ。~
標準的なB747-400Fモデルの[[ペイロード]]容積は690立方m、積載重量は約120t(([[燃料]]消費量は重量に比例するため、あえて満載しない場合や、意図して[[ペイロード]]を縮小する場合もある。))。~
標準的なB747-400Fモデルの[[ペイロード]]容積は690立方m、積載重量は約120t。~
ただし、[[燃料]]消費量が重量に比例するため、常に満載されるわけではない。~
~
関連:[[ジャンボジェット]] [[An-124]] [[C-5]]
関連:[[ジャンボジェット]] [[An-124]] [[C-5]] [[B747LCF]] [[AL-1]]

**B747Fの主要機種[#c2867a18]
-B747-100F:~
B747-100の貨物型。~
~
-B747-200F:~
B747-200Bの貨物型。搭載量110t。現在の主流。~
~
-B747-300F:~
B747-300の貨物型。~
~
-B747-400F:~
[[B747-400]]の貨物型。~
搭載量117t。200型と同様のショートアッパーデッキである以外は-400型に準ずる。~
搭載量117t。200型と同様のショートアッパーデッキである以外は旅客型に準ずる。~
--[[B747LCF]]:~
[[B787]]の機体コンポーネント輸送用に中古の[[B747-400]]から改修された機体。~
--[[AL-1]]:~
[[弾道ミサイル]]迎撃用に[[レーザー]]発振装置を搭載した[[実験機]](超大型[[迎撃戦闘機]])。~
~
-B747-400ERF:~
[[B747-400ER>B747-400]]の貨物型。B747-400Fより航続距離を延長。~
[[B747-400ER>B747-400]]の貨物型。B747-400Fより[[航続距離]]を延長。~
~
-B747-SRF:~
日本の国内線専用機である[[B747SR]]から改修された機体。窓有り。~
日本の国内線専用機である[[B747-100SR>B747SR]]から改修された機体。窓有り。~
~
-B747-8F:~
[[B747-8]]の貨物型((旅客型よりも先に生産が開始された。))。~
~
[[B747-8]]の貨物型。旅客型よりも先に生産が開始された。~
旅客型の生産が先に終了した((旅客型の実質上の最終号機は大韓民国の[[フラッグキャリア]]・大韓航空に引き渡された。))ため、本型がB747シリーズ全体の最終生産モデルになった(2022年12月生産終了)。~


トップ 新規 一覧 単語検索 最終更新ヘルプ   最終更新のRSS