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*&ruby(びーななさんなな){【B737】}; [#meabf052]
Boeing 737.~
[[ボーイング]]社が1960年代に開発した、中距離向け小型双発ジェット[[旅客機]]。~
~
1967年4月9日に原型(B737-100型)が初飛行して以来、[[航続距離]]延長型、胴体延長型(座席増加)など多様な改造や改良を施した派生型を生み、今なお生産中の現役のベストセラー機である。~
>2014年4月までの生産数は8,000機以上にもおよび、ジェット旅客機としては世界一である。~
なお、第2位は[[エアバス]][[A320]]シリーズで約5,600機。

改良型の600型以降は「NG(Next Generation)シリーズ」と呼ばれ、従来の500型までの乗務員に[[アビオニクス]]の扱いを教育するだけで運行が可能になるので、教育にかかる費用などを抑えることができる。~
また、NGシリーズはシステムを改良したほかに[[ウイングレット]]をオプションで採用するなど、操作性・[[航続距離]]を向上させることにも成功した。~
~
2011年、[[ボーイング]]はNGシリーズを更に改良して燃費効率を追及する737MAXシリーズの開発を発表した。~
これはライバルである[[A320]]シリーズの燃費向上型・A320neoの対抗策とされている。~
[[エンジン]]にA320neoと同様のCFMインターナショナル Leapを採用するほか、機体に[[B787]]の技術を一部取り入れる等、A320neo以上の省燃費と快適性を実現するとしている。~
2016年の初飛行、2017年の初号機納入が計画されており、原型初飛行から半世紀の節目に最新鋭機として蘇ることになる。~
~
米ボーイング社Link: http://www.boeing.com/commercial/737family/ ~

&ref(http://www4.plala.or.jp/klesa108/diary/20081220/b737-54k.jpg,640x480);~
(B737-500)~
**スペックデータ [#hf703209]
|乗員|2名|
|乗客数|約130名(B737-200)&br;約150名(B737-300/400)&br;約120名(B737-500)&br;2クラス110名/1クラス132名(B737-600)&br;2クラス126名/1クラス149名(B737-700)&br;2クラス126名(B737-700ER)&br;2クラス162名/1クラス189名(B737-800)&br;2クラス180名/1クラス215名(B737-900)|
|全長|28.60m(B737-100)&br;30.52m(B737-200)&br;33.40m(B737-300)&br;36.40m(B737-400)&br;31.01m(B737-500)&br;31.20m(B737-600)&br;33.60m(B737-700/700ER)&br;39.50m(B737-800)&br;42.10m(B737-900)|
|全高|11.23m(B737-100/200)&br;11.07m(B737-300/400/500)&br;12.60m(B737-600)&br;12.50m(B737-700/700ER/800/900)|
|全幅|28.35m(B737-100/200)&br;28.88m(B737-300/400/500)&br;34.30m/35.80m([[ウイングレット]]有り)(B737-600/700/700ER/800/900)|
|胴体幅|3.76m|
|最大離陸重量|49,895kg(B737-100)&br;52,437kg(B737-200)&br;56,473kg(B737-300)&br;62,823kg(B737-400)&br;52,390kg(B737-500)&br;66,000kg(B737-600)&br;70,080kg(B737-700)&br;77,565kg(B737-700ER)&br;79,010kg(B737-800)&br;85,130kg(B737-900)|
|[[エンジン]]|[[P&W>プラット&ホイットニー]] JT8D[[ターボファン]]×2基&br;CFMインターナショナル CFM56-3Bターボファン×2基&br;CFMインターナショナル CFM56-7Bターボファン×2基|
|エンジン[[推力]]|7,258kg(B737-200)&br;10,660kg(B737-300/400/500)&br;12,380kg(B737-600)&br;12,030kg(B737-700/700ER)&br;12,380kg(B737-800/900)|
|巡航速度|[[M>マッハ]]0.78〜0.785(B737-600/700/700ER/800/900)|
|[[航続距離]]|約4,000km(B737-200)&br;約5,000km(B737-300/400/900)&br;約4,500km(B737-500)&br;約5,500km(B737-600/800)&br;約6,000km(B737-700)&br;約10,200km(B737-700ER)|

|形式|-100|-200|-300|-400|-500|-600|-700|-700ER|-800|-900|-900ER|
|乗員|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:2名([[機長]]・[[副機長]])|
|乗客|約115名|約130名|>|CENTER:約150名|約120名|2クラス&br;110名|2クラス&br;126名|2クラス&br;126名|2クラス&br;162名|>|CENTER:2クラス&br;180名|
|~|~|~|~|~|~|1クラス&br;132名|1クラス&br;149名|~|1クラス&br;189名|>|CENTER:1クラス&br;215名|
|全長|28.65m|30.52m|33.40m|36.40m|31.01m|31.20m|>|CENTER:33.60m|39.50m|>|CENTER:42.10m|
|全高|>|CENTER:11.23m|>|>|CENTER:11.07m|12.60m|>|>|>|>|CENTER:12.50m|
|全幅|>|CENTER:28.35m|>|>|CENTER:28.88m|>|>|>|>|>|CENTER:34.30m&br;35.80m([[ウイングレット]]有)|
|胴体幅|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:3.76m|
|客室幅|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:3.54m|
|貨物室容積|>|>|>|>|CENTER:-|CENTER:20.4m³|>|CENTER:27.3m³|CENTER:44.0m³|>|CENTER:51.7m³|
|最大離陸&br;重量(kg)|49,895|52,437|56,473|62,823|52,390|66,000|70,080|77,565|79,010|>|CENTER:85,130|
|[[機関>エンジン]]|>|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:[[ターボファン]]×2基|
|~|>|CENTER:[[P&W>プラット&ホイットニー]] JT8D|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:CFMインターナショナル&br;CFM56|
|出力|6,350kg|7,258kg|>|>|CENTER:10,660kg|12,380kg|>|CENTER:12,030kg|>|CENTER:12,380kg|12,882kg|
|巡航速度|>|CENTER:[[M>マッハ]]0.73|>|>|CENTER:M0.745|>|>|>|>|CENTER:M0.78〜0.785|M0.791|
|[[航続距離]]&br;(km)|約3,000|約4,000|>|CENTER:約5,000|約4,500|約5,500|約6,000|10,200|約5,500|約5,000|約6,000|
|[[初飛行]]|1967年|1967年|1984年|1988年|1989年|1998年|1997年|2007年|1997年|2000年|2007年|
|製造終了|1973年|1988年|1999年|2000年|1999年|>|>|>|>|>|CENTER:-|
~
**派生型[#uf0e697d]
-第1世代
--B737-100(100人級の中距離型)~
--B737-200(130人級の中距離型)~
---B737-200C(貨客両用型)~
---B737-200アドバンス(グレードアップ型)
--B737-100:~
100人級の中距離型。~
--B737-200:~
130人級の中距離型。~
---B737-200C:~
貨客両用型。~
---B737-200アドバンス:~
グレードアップ型。~
~
-第2世代([[エンジン]]と[[垂直尾翼]]の形状を変更)~
--B737-300(150人級の中距離型)~
--B737-400(170人級の中距離型)~
--B737-500(130人級の中距離型で、-200とほぼ同じサイズ)~
--B737-300:~
150人級の中距離型。~
--B737-400:~
170人級の中距離型。~
--B737-500:~
130人級の中距離型。-200とほぼ同じサイズ。~
~
-第3世代=NG(Next Generation)~
--B737-600(130人級の改良型で、-200、-500とほぼ同じサイズ)~
--B737-700(150人級の改良型)~
---[[ボーイングビジネスジェット]](BBJ)~
B737-700がベースの[[ビジネスジェット>ビジネス機]]~
--B737-800(180人級の改良型)~
---[[ボーイングビジネスジェット2>ボーイングビジネスジェット]](BBJ2)~
B737-800がベースの[[ビジネスジェット>ビジネス機]]~
--B737-900(180人級の改良型で、B737シリーズでは最も大型)~
---[[ボーイングビジネスジェット3>ボーイングビジネスジェット]](BBJ3)~
B737-900がベースの[[ビジネスジェット>ビジネス機]]~
--B737-900ER(B737-900の[[航続距離]]延長型で、189〜最大215人)
--B737-600:~
130人級の改良型。-200、-500とほぼ同じサイズ。~
--B737-700~
:150人級の改良型。~
---[[ボーイングビジネスジェット]](BBJ):~
B737-700がベースの[[ビジネスジェット>ビジネス機]]。~
--B737-800:~
180人級の改良型。~
---[[ボーイングビジネスジェット2>ボーイングビジネスジェット]](BBJ2):~
B737-800がベースの[[ビジネスジェット>ビジネス機]]。~
--B737-900:~
180人級の改良型。B737シリーズでは最も大型。~
---[[ボーイングビジネスジェット3>ボーイングビジネスジェット]](BBJ3):~
B737-900がベースの[[ビジネスジェット>ビジネス機]]。~
--B737-900ER:~
B737-900の[[航続距離]]延長型。189〜最大215人。~
~
-第4世代=MAX(計画中)
--B737-MAX7(-700/-700ERの後継)
--B737-MAX8(-800の後継)
--B737-MAX9(-900ERの後継)
--B737-MAX7:~
737-700/-700ERの後継。~
--B737-MAX8:~
737-800の後継。~
--B737-MAX9:~
737-900ERの後継。~
~
-軍用モデル
--T-43~
アメリカ空軍に納入の[[練習機]]。~
B737-200ベース。
--[[Multi-Mission Maritime Aircraft>MMA]] ~
[[P-3C>P-3]]の後継として開発された、B737-800ベースの長距離[[哨戒機]]。~
--T-43:~
B737-200ベースの[[機上航法・電子装置操作訓練機>練習機]]型。~
T-29(コンベア240の軍用型)の後継としてアメリカ空軍に納入された。~
2010年退役。~
~
--[[737MMA(Multi-Mission Maritime Aircraft)>MMA]]:~
[[P-3C「オライオン」>P-3]]の後継として開発された、B737-800ERXベースの長距離[[哨戒機]]型。~
2009年、[[アメリカ海軍]]航空隊が「P-8"ポセイドン"」として制式採用した。~
--E-737(B737 AEW&C)~
[[空中早期警戒管制機>早期警戒機]]型。オーストラリア・トルコ・韓国空軍で採用されている。~
--B737-2X9サーベイラー~
~
--E-737(737 AEW&C):~
B737-700ベースの[[早期警戒管制機>早期警戒機]]型。~
オーストラリア・トルコ・韓国空軍で採用されている。~
~
--B737-2X9「サーベイラー」:~
インドネシア空軍向けの[[哨戒機]]型。~
--C-40~
[[アメリカ海軍]]・[[空軍>アメリカ空軍]]向け人員[[輸送機]]。~
~
--C-40「クリッパー」:~
[[アメリカ海軍]]・[[空軍>アメリカ空軍]]向け人員[[輸送機]]型。~
C-9B「スカイトレインII(ダグラスDC-9の軍用型)」の後継として導入された。~
---C-40B:~
[[C-137「ストラトライナー」>B707]]の後継として導入された空軍向けの高官輸送機型。~
---C-40C:~
[[C-22>B727]]の後継として導入された空軍向け人員輸送機型。~
空軍[[州兵]]と空軍州兵局の空輸要員によって運行される。~
~


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