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*&ruby(えーえぬななじゅういち){【An-71】};
[[NATOコード]]は&ruby(マッドキャップ){Madcap};。~
旧ソビエトの[[アントノフ]]設計局が、[[An-72]]をベースに開発していた[[早期警戒管制機]]。~
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[[主翼]]上の[[エンジン]]と干渉しないよう、[[ロートドーム]]は[[垂直尾翼]]の上に配置された。このため[[垂直尾翼]]の形状は大型で前傾姿勢のものに変更され、[[水平尾翼]]も[[T尾翼]]形式から通常の位置になっている。~
さらに[[ロートドーム]]によって尾部の[[揚力]]が増大したため、[[主翼]]の揚力中心を前方へ移動させる必要があり、わずかな前進角を持つ[[前進翼]]となった。~
以上の設計変更と、[[An-72]]の[[USB]]方式とがあいまって、本機は他に類を見ない、奇異な外観を持つ機体となった。~
このような機体が2機試作され、1985年に初飛行した。~
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警戒機としての探知範囲は最大距離370km、高度0〜30,000mといわれており、同時に300個の目標を探知し、そのうち120個を自動追尾することができるといわれる。~
これらの情報を機上で処理し、[[ECCM]]が施された通信システムで送信することができる。~
これらのシステムを操作するオペレーターは3名で、[[パイロット]]や[[航空機関士]]を合わせた計6名で運用する設計である。~
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しかしソビエト空軍からは[[A-50]]があるため不要とされ、ソビエト海軍は[[艦上機]]としては大きすぎるとして開発は中止された。~
（ただしライバルの[[Yak-44]]もキャンセルされ、結果[[グズネツォフ>アドミラル・オブ・ザ・ソビエトフリート・NG・グズネツォフ]]には[[早期警戒機]]が配備されていない）~
ただ、近年ロシア空軍がふたたび本機に興味を示し、開発再開を検討しているとの情報もある。~
-An-71: 基本型。現状は試作のみ。
-An-71K: [[艦上機]]型。計画のみ。
