【An-124】(えーえぬいちにーよん)

愛称はルスラン。 NATOコードではコンドル。
ソビエトのアントノフ設計局が1980年代にソビエト軍向けに設計した世界最大の実用輸送機
同様に軍用として開発されたアメリカ軍C-5とは異なり、民間貨物航空も一部を運用している。

特徴として、45m幅の滑走路でも運航が可能なよう主脚の間隔を限界まで狭めてあること、全ての操縦系統にフライバイワイヤーシステムを搭載していること、低速領域において飛行性能に優れることなどが挙げられる。

民間では、貨物航空会社ボルガ・ドニーパー社が所有し(An124-100)、日本では三井物産が代理店となっている。
現在西側最大のB747-400Fのペイロードを僅かに超える程度(120t)であるが、内部容積が遥かに大きく、軍用に考えられただけあって運用に必要な滑走路も短くて済む。
量産機の中では世界最大というだけあって、C-5B747F(貨物専用機)と並んで特大貨物便や戦時チャーター便で重宝される機体である。


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