- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- ソース を表示
- AW109 へ行く。
- 1 (2006-10-11 (水) 00:24:40)
- 2 (2007-05-14 (月) 23:45:52)
- 3 (2007-09-12 (水) 22:29:19)
- 4 (2007-10-10 (水) 19:32:07)
- 5 (2008-04-13 (日) 13:42:44)
- 6 (2008-06-21 (土) 02:48:00)
- 7 (2008-12-04 (木) 04:55:38)
- 8 (2009-11-09 (月) 20:13:37)
- 9 (2009-11-10 (火) 01:56:11)
- 10 (2010-02-22 (月) 11:40:11)
- 11 (2010-08-02 (月) 11:16:30)
- 12 (2011-08-06 (土) 10:32:09)
- 13 (2011-09-21 (水) 16:08:58)
- 14 (2012-08-15 (水) 21:11:39)
- 15 (2014-03-25 (火) 19:30:54)
- 16 (2015-11-03 (火) 14:09:17)
- 17 (2016-11-01 (火) 13:07:19)
- 18 (2016-11-01 (火) 19:55:14)
- 19 (2017-07-16 (日) 12:58:35)
- 20 (2018-05-28 (月) 21:32:49)
- 21 (2019-12-29 (日) 13:07:42)
- 22 (2019-12-30 (月) 16:18:48)
- 23 (2021-01-19 (火) 11:10:48)
- 24 (2022-02-16 (水) 07:53:00)
- 25 (2022-12-18 (日) 09:57:28)
【AW109】 †
AgustaWestland AW109
イタリアのアグスタ社(現アグスタウェストランド)が開発・生産する軽量双発の民間向けヘリコプター。
ごく初期には
また長らくA109という名称であったが、アグスタがウェストランドと合併してアグスタウェストランドになったことから、2009年にAW109へと改められた。
最大の特長は細長く流麗な胴体であり、その抗力の低さから速度性能も優れ、ヘリコプターとしては珍しい140〜160ノットの巡航速度を誇る。
また操縦が高度に自動化されており、パイロット1名でも計器飛行が可能である。
初期はランディングギアの引き込み機構がきわめて複雑であったが、現行のAW109パワーでは単純化して性能を向上している。
軍用型も存在し、輸送ヘリコプター?としてはパイロット以外に兵員を7名まで乗せ、あるいは機外に貨物を1トンまで吊り下げることができる。
簡易攻撃ヘリコプターとしてTOWを8発まで運用することも可能である。
民間市場では現在でも人気が高く、日本でも各地の警察などが導入しているが、特に山岳救助用のA109K2型が有名。
主な採用国 †
日本(各地の警察などが導入)
アルバニア
アルゼンチン(アルゼンチン陸軍が使用)
オーストラリア(オーストラリア海軍が使用)
ベルギー
ベナン
中国(派生型 CA109を使用)
チリ(チリ警備隊が使用)
ガーナ
イタリア
ニュージーランド
ラトビア
マレーシア(マレーシア陸軍およびマレーシア沿岸警備隊が使用)
メキシコ
パラグアイ
ペルー
南アフリカ共和国
スウェーデン
イギリス(帝国テストパイロット学校およびイギリス空軍・陸軍航空隊が使用)
アメリカ合衆国(アメリカ沿岸警備隊および米海兵隊の救助隊が使用。)
ベネズエラ
スペックデータ †
乗員:1〜2名、乗客6〜7名
全長:13.04m
主ローター直径:11m
全高:3.5m
自重:2,000kg
最大離陸重量:2,850kg〜3,000kg(機種により異なる)
動力:下記のいずれかを2基搭載
P&W・C PW206C(推力567hp(423kW))ターボシャフトエンジン
チュルボメカ アリウス2K1(推力571hp(426kW))ターボシャフトエンジン
最大速度:156kt~
航続距離:521nm
実用上昇限度:5,974m
海面上昇率:588m/min
武装(アグスタ A109 LUHのみ)
ポッドに12.7mm機銃 (携行弾数250発)、 ピントルマウントに7.62mm機銃、ドアの機銃架台に12.7mm機銃を携行可能。
ミサイル:TOW対戦車ミサイルランチャー(それぞれミサイル2基または4基)
無誘導ロケット弾ポッド(ポッドに2.75in または 81mmロケット弾を7基または12基)
ロケット/機銃ポッド (70mmロケット弾3基と12.7mm機銃(携行弾数200))を2基まで携行可能。
派生型 †
- A109A:初期生産型。搭載エンジンはアリソン250-C20(450shp)双発。
- A109A EOA:イタリア陸軍向け軍用型。
- A109A mk.2:民間向け改良型。トランスミッションが強化された。
- A109A mk.2 MAX:Mk.IIベースの救急・患者輸送型。担架を横向きに搭載するためキャビンを拡幅し、後部に上下開きの搬入ドアを備える。
- A-109B:軍用型。生産されず。
- A109SP:エンジン強化型。搭載エンジンはアリソン250-C30双発。
- A109C:8席の民間型。搭載エンジンはアリソン250-C20R-1(450shp)双発。
- A109C MAX:Mk.IIと同じくキャビンの横幅を拡げた、C型ベースの救急・患者輸送タイプ。
- A109D:試作のみで終わった機体。
- A109K:エンジンをアリエル1K双発にし、高温や高高度での出力を確保した軍用型。
- A109 EOA:A109Kをベースに観測機器等を搭載したイタリア陸軍向け汎用/観測ヘリコプター型。
- A109K2:エンジンをアリエル1K1双発にし、ランディングギアを固定式にするなどした高地性能向上型。主に山岳救助専用機として使用される。
- A109M:軍用型。
- A109KM:軍用高空性能向上型。
- A109KN:海軍型。
- A109CM:A109Cベースの軍用型。
- A109BA:ベルギー陸軍向け。
- AW109Eパワー: エンジンのFADEC化やA129?同等のローター、グラスコックピットなどを導入。日本各地の警察などが導入。
- A109E パワー・エリート:イギリス空軍が導入した、A109E パワーの胴体延長タイプ。オートパイロットや計器着陸装置、GPSなどが追加され、グラスコックピットとナビゲーションシステムをパイロットの2座席とも備える。
- A109LUH:A109E パワーベースの軍用軽汎用機。
- A109GdiF:A109E パワーのイタリア財務警察 (Guardia di Finanza) 向け。
- MH-68A「スティングレイ」:AW109E パワーのアメリカ沿岸警備隊での呼称。
- AW109Sグランド: エンジンをPW207C(735shp)双発にし、トランスミッション強化や胴体延長を施した民間向けのエンジン強化型。
- CA109S: 成都(チェンドゥ)飛機工業公司がライセンス生産する、A109の中国向けバージョン
静岡県警のAW109Eパワー「ふじ3号」(事故で墜落したふじ1号(A109K2)の補充機)