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*&ruby(えーあーるじゅうはち){【AR-18】}; [#f21a149d]
AR-15([[M16]])で有名な[[アーマライト]]社のユージン・ストーナーが開発した[[突撃銃]]。[[口径]]NATO5.56mm。~
[[アーマライト]]社が開発した[[突撃銃]]。~

第三世界への供与を主眼とし、生産性と信頼性を重視して設計された。~
プレス加工とプラスティック素材をAR-15以上に多用し、さらなるコストダウンと軽量化を図った。~
また回転機構を直接ガス駆動方式からピストン式に変更し、[[遊底]]の汚れによる信頼性低下を防いだ。~
さらに[[遊底]]の機構を変更することで銃床を折りたたみ式にし、全長を縮めずとも[[空挺降下]]に用いることができるようになった。~
プレス加工とプラスティック素材を多用した生産しやすく軽量安価な設計が特徴。~
また[[ガスオペレーション]]を直接ガス駆動(リュングマン)方式からショートストローク・ガスピストン式に変更し、[[遊底>ブリーチ]]の汚れによる信頼性低下を防いだ。~
[[不完全閉鎖>ジャム]]などのトラブルが発生した際にはハンドルを強制的に前進させて復帰が可能。~

しかし機関部にまでプレス加工品を用いるなど、あまりにも生産性を重視しすぎたため耐久性が劣り、ついにこの銃を制式採用した正規軍は存在しなかった。~
[[空挺降下]]を想定し、銃床の折りたたみが可能な構造となっている。~
~
第三世界への供与を主眼としていたが、登場時点で[[M16>M16(小銃)]]が市場を席巻しており、制式採用する国はなかった。~
商業的には失敗だったが、設計面での先見性は評価が高く、以降の[[自動小銃]]の設計に大きな影響を与える。

また、この銃の[[セミオート]]型であるAR-180を日本の[[豊和工業]]が[[ライセンス生産]]・輸出していたのだが、この銃は違法改造により容易に[[フルオート]]化することが可能であり、犯罪などに悪用された。~
特に[[IRA>アイルランド解放戦線]]の手に渡り[[テロ>テロリズム]]活動に用いられたため、[[未亡人製造機]]の悪名で知られた。この影響で[[豊和工業]]での生産は打ち切られることとなった。~
日本政府が定めていた[[武器輸出三原則>武器輸出三原則等]]は、非軍事目的の銃火器を規制対象としていないが、AR-180は[[テロ>テロリズム]]によって「軍事目的」の「突撃銃」とみなされたのである。~
**スペックデータ [#k2198cc9]
|種別|[[アサルトライフル>突撃銃]]|
|口径|5.56mm|
|全長|970mm/733mm(折りたたみ時)|
|銃身長|463mm|
|重量|3,170g|
|装弾数|20発/30発/40発(箱型弾倉)|
|使用弾薬|5.56mm×45|
|作動方式|ガス圧作動・短ガス・ピストン方式、ロータリーボルト/マイクロ・ロッキング・ラグ閉鎖|
|銃口初速|1,000m/s|
|発射速度|800発/分|
~
**バリエーション [#y582bf58]
-AR-18:基本モデル。~
-AR-18S:軍用[[カービン]]モデル。[[減音器]]やバーティカルグリップなどいくつかのバリエーションがある。~
-AR-180:民間用の[[セミオート]]モデル。~
[[アイルランド解放戦線]]が[[テロリズム]]に用いた[[未亡人製造機]]として悪名高い。~
日本でも[[豊和工業]]が1972年まで[[ライセンス生産]]品を輸出していた(上記のテロを理由にに生産打ち切り)。
-AR-180B:イーグルアームズ社が2001年に開発した、強化ポリマー製ロワーレシーバーを有するモデル。~

このように否定的な評判ばかりが目立つが、設計上の先見性は高く、後世イギリス陸軍の[[L85]]や、[[陸上自衛隊]]の[[89式小銃]]などを設計する際の参考にされた。~
また現在では、AR-180の直系改良型にあたるAR-180Bが[[アーマライト]]社から発売されている。~


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