【AK47】(えーけーよんじゅうなな)

旧ソビエト、共産圏の主力自動小銃
1947年に設計され、ロシア語で突撃銃を意味する「アブトマット」、カラシニコフ式を意味する「カラシニコヴァ」から名づけられた。
ロシア語ではアーカー47と読む。

第二次世界大戦ドイツ軍?の使用した StG44 を元にミカエル・カラシニコフ博士が設計したもので、頑丈な上に扱いが容易で信頼性が非常に高く、また7.62mmX39弾?を使用するため非常に威力が大きい。 現在までに AK74 や AKM などのバリエーションの他、多数のコピーが存在している。
コピーを含めると8,000万挺もの数が製造されたとも言われており、戦争や紛争のあるところに大抵存在する武器である。世界で最も多く使われており、ギネスブックにも載っている。

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AK47を設計したミカエル・ティモフェイビッチ・カラシニコフ氏
Photo:IZHMASH HP

AK47系の主な種類。

  • AK47I型:初期生産型、1949〜1951年頃に生産された。
  • AK47II型:中期生産型、1951〜1953年頃に生産された。I型とはレシーバーが違う。
  • AK47III型:後期生産型、1953年以降に生産された。II型とはストックの着け方が異なる。
  • AK47S:固定式木製ストックを折りたたみ式金属ストック(フォールディングストック)に変更した型。空挺等の部隊に使用されていた。
  • 56式:AK47の中国生産型。本家AK47と違い銃剣を装着出来る。
  • MPi-K:AK47の東ドイツ生産型。
  • AR-M4SF:AK47のブルガリア生産型。
  • AKM:AK47の改良型。レシーバー・ストック・タンジェント式リアサイト等が改良された。
  • AKMS:AKMの改良型、固定式木製ストックを折りたたみ式金属ストック(フォールディングストック)に変更した。
  • AIMS:AKMのルーマニア生産型で、バーチカルグリップ付きハンドガートが付いている。

AK74系の主な種類。

  • AK74:AK47の後継で口径も5.45mmX39弾?に変更した型、AKMと構造はほぼ同じ。なお、グレネードとしてGB15?をつける事が出来る。
  • AK74S:AK74の改良型、固定式木製ストックを折りたたみ式金属ストック(フォールディングストック)に変更した。
  • AKS74U:AK74の短縮型。フラッシュ・ハイダーを装備し前方がラッパ型、後方が筒型となっている。
  • AKS74:AK74の改良型、折り畳みのサイドスイング方式を採用している。
  • AK74M:AK74の近代化改修型、木製パーツの部分がプラスチックの樹脂製に変わっている。折り畳みのバージョンもあるというが詳しくは分かっていない。
  • WZ88:AK74のポーランド生産型。
  • 88式:AK74の中国生産型。
  • M80:AK74の旧ユーゴスラビア生産型。
  • AN94:ロシア陸軍が1994年に採用したAKシリーズの最新型、詳しくはAN94?を参照。

AK100系の主な種類。

  • AK100:詳しい事は不明。
  • AK101:西側の口径と同じ5.56mmX45弾?にした型。
  • AK102:AK100の短縮型。
  • AK103:AK74をベースに、輸出用に口径をAK47/AKMと同じ7.62mm×39に変更した型。
  • AK104:AK103の短縮型、構造はAKS74Uと似ている。
  • AK105:詳しい事は不明。
  • AK106:詳しい事は不明。
  • AK107:詳しい事は不明。

軽機関銃系の主な種類。

  • RPK:AK47を元に改良した、分隊支援型。詳しくはRPKを参照。
  • RPD:AK47を元に改良した、分隊支援型。詳しくはRPDを参照。
  • PK:AK47を元に改良した、分隊支援型。詳しくはPK?を参照。

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