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*&ruby(えーえいちいち){【AH-1】}; [#m525e724]
Bell AH-1 &ruby(コブラ){Cobra};~
アメリカの[[ベル]]社が開発した[[攻撃ヘリコプター]]。~
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世界初の[[攻撃ヘリコプター]]となるはずだった[[AH-56A シャイアン]]が納入価格や技術上の問題を起こしたため、アメリカ陸軍が暫定の代替機種として試作させた5機種のうち、ベル209をAH-1の名前で採用したものである。(ただしベル209の開発は、発注よりも以前から[[ベル]]社が独自におこなっていた)~
これは場つなぎの採用であったはずだったが、その後[[AH-56]]の開発が断念されたため、AH-1は名実ともに世界初の[[攻撃ヘリコプター]]となり、長きに渡って使われることになった。~
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[[UH-1]]を改良して作られたが、攻撃のみを主任務とするという新しい概念を取り入れられたため大きく設計変更され、やや尾部に面影を残すのみである。特に胴体幅はできるだけ被弾面積を小さくしたため1m未満(幅99mm)しかない。(幅は型により異なる)~
[[UH-1]]を改良して作られたが、攻撃のみを主任務とするという新しい概念を取り入れられたため大きく設計変更され、やや尾部に面影を残すのみである。特に胴体幅はできるだけ被弾面積を小さくしたため1m未満(幅990mm)しかない。(幅は型により異なる)~
胴体幅を狭くしたまま操作を[[パイロット]]と[[ガナー]]に分担したため[[タンデム]]複座となり、武装は胴体横の[[スタブ翼]]に施した。以後このスタイルは[[攻撃ヘリコプター]]の一般的な構成となった。~
また機動力を重視したため、[[ローター]]から[[抗力]]の大きなスタビライザー・バーを廃し、かわりに[[ドアヒンジローター]]を採用して、[[速度]]を向上させた。~
また[[機動力]]を重視したため、[[ローター]]から[[抗力]]の大きなスタビライザー・バーを廃し、かわりに[[ドアヒンジローター]]を採用して、[[速度]]を向上させた。~
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何度も改修されたため様々なバリエーションが存在し、[[陸軍]]では後継の[[AH-64]]に道を譲ったものの、[[海兵隊]]では最新型のAH-1Zが運用されており、初期のタイプと比べ武装から運動性能・整備性・生存性など・あらゆる能力を圧倒的に凌駕している。~
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[[陸上自衛隊]]が配備するAH-1Sは、近代化AH-1S(AH-1F)またはC-NITEに相当し、主武装に20mmM197三砲身[[ガトリング砲>ガトリングガン]]・[[BGM-71]](TOW)対戦車ミサイル・JM261ハイドラ70 2.75in[[ロケット弾]]ポッドを装備する。~

参考リンク:http://www.mb-aero.net/contents/products/bell_defense/ah-1z.html

#ref(ah1.JPG)
AH-1S(JGSDF)

**AH-1のバリエーション(陸軍型) [#b485c4cf]

-AH-1G: 初期型で[[ベトナム戦争]]用に対人戦を意識された、愛称は「ヒューイコブラ」
-AH-1Q: [[ワルシャワ条約機構]]軍との戦闘を意識した[[対戦車ヘリコプター]]型
-AH-1S: AH-1GとAH-1Qを改修し、[[エンジン]]とトランスミッションを強化したもの
-AH-1P: AH-1S準拠の新造機で、[[キャノピー]]と計器を改善、旧称「量産型AH-1S」
-AH-1E: [[機関砲]]と照準器を[[ターレット]]に装着して攻撃の自由度を強化、旧称「アップガンAH-1S」
-AH-1F: [[赤外線抑制装置]]を追加して隠密性を向上させるなどしたもの、旧称「近代化AH-1S」
-AH-1F C-NITE: AH-1Fに暗視照準器を追加した夜間戦闘対応型、通称「コブラナイト」

**AH-1のバリエーション(海兵隊型) [#k5636ade]

-AH-1J: 海上飛行を考慮して[[エンジン]]を双発にしたもの、愛称「シーコブラ」
-AH-1T: 胴体を延長して[[燃料]]搭載量を増加
-AH-1W: [[エンジン]]を[[UH-60]]や[[AH-64]]と共通のT700にしたもの、愛称「スーパーコブラ」
-AH-1Z: AH-1Wを改修し、[[ローター]]を4枚ブレードにして飛行能力を強化、[[MFD]]や新型照準器などにより戦闘力を強化、愛称「ヴァイパー」


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