【AA-9】(え-え-きゅう)

現在ロシア軍で使用されている、長射程空対空ミサイル
NATOコードではAA-9と言うが、ロシアではR-33と呼ばれている。
開発に関しては不明な点が多いが、一説によるとイラン革命?後のイランがAIM-54フェニックス長射程空対空ミサイルをロシアに売却し、それをロシアが分析・改良してAA-9を開発したとも言われている。 なお、西側がAA-9を始めて目撃したのは1985年である。

性能については、ロシア軍が公表するスペックによると最大速度はマッハ3.5、最大射程は125kmあるという。 誘導方式は、初期・中期段階は慣性誘導?で終末段階はセミアクティブ誘導?(一説ではアクティブ誘導?)だが、一部のタイプによっては終末段階が赤外線誘導のものもある。
本来AA-9はロシア軍MiG-31フォックスハウンド(最大4発搭載可能)に運用されているが、一説によるとSu-27フランカーにも搭載可能と言われている。

輸出の方は、ベラルーシや中国(どちらの国もMiG-31は保有していない)に輸出されたらしいが、どの機体に運用されているのか分かっていない。まだまだ謎の多いミサイルである。

R-33E:標準型。

R-33T:終末段階が赤外線誘導の型。

R-33S:カナード?翼を追加した型。


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