- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
*&ruby(えーえーさん){【AA-3】}; [#s3e1fffe]
旧ソ連が開発した、ソビエト初の量産レベルに達した[[第1世代中射程空対空ミサイル>空対空ミサイル]]。~
旧ソ連が開発した[[第1世代中射程空対空ミサイル>空対空ミサイル]]。~
ソビエト初の量産レベルに達したミサイルでもある。~
~
AA-3はミコヤン・グレビッチのI-75及びスホーイのT-47（正式採用名[[Su-11]]）と言った新世代重迎撃機用の迎撃ミサイルとして、1950年代半ばに開発がスタート。~
[[セミアクティブレーダー誘導]]方式を使用するR-8Rと[[赤外線誘導]]方式を使用するR-8Tの2種類が存在する。~
~
どちらもミサイル前部の[[シーカー]]部分以外は共通であり、通常、[[ECM]]やグランドクラッターに対する対抗策として両方のタイプが搭載される。~
グランドクラッターから目標を分別する能力が無いために発射時には攻撃機は目標となった機体よりも低い位置を取る必要がある。~
主に、Su-9/Su-11「フィッシュポットC」、[[Su-15「フラゴン」>Su-15]]、[[Yak-28P ファイアバー>Yak-28]]に搭載された。~
~[[NATOコード]]は、AA-3 &ruby(アナブ){Anab}; ~
Bisnovat（現Vympel）社製
製造コード名「zdeliye24」
正式採用名「R-8R/T」
**[[カタログスペック]][#mbd79b2c]
AA-3はミコヤン・グレビッチのI-75及びスホーイのT-47（正式採用名[[Su-11]]）と言った新世代重迎撃機用の迎撃ミサイルとして、1950年代半ばに開発がスタート。
[[セミアクティブレーダー誘導]]方式を使用するR-8Rと[[赤外線誘導]]方式を使用するR-8Tの２種類が存在する。
どちらもミサイル前部の[[シーカー]]部分以外は共通であり、通常、ECMやグランドクラッターに対する対抗策として両方のタイプが搭載される。
グランドクラッターから目標を分別する能力が無いために発射時には攻撃機は目標となった機体よりも低い位置を取る必要がある。
|[[NATOコード]]|>|>|>|>|>|CENTER:AA-3 &ruby(アナブ){Anab};|
|開発社|>|>|>|>|>|CENTER:Bisnovat（現[[Vympel]]）社|
|製造コード名|>|>|>|>|>|CENTER:zdeliye24（製品24）|
|正式採用名|>|>|>|>|>|CENTER:R-8R/T|
|形式名|CENTER:R-8MT|CENTER:R-8MR|CENTER:R-8M1R|CENTER:R-8M1T|CENTER:R-98MT|CENTER:R-98MR|
|全長|CENTER:4m|>|CENTER:4.18m|CENTER:4.05m|CENTER:4.14m|CENTER:4.26m|
|直径|>|>|>|>|>|CENTER:27.5cm|
|翼幅|>|>|>|>|>|CENTER:1.22m|
|発射重量|CENTER:227kg|CENTER:275kg|CENTER:285kg|CENTER:265kg|CENTER:227kg|CENTER:275kg|
|射程|>|CENTER:2〜12km|CENTER:2〜20km|CENTER:2〜14km|CENTER:2〜16km|CENTER:2〜24km|
|飛行高度|>|>|>|>|>|CENTER:5,000m〜23,000m|
|最大速度|>|>|>|>|>|CENTER:[[M>マッハ]]2.0以下|
|推進方式|>|>|>|>|>|CENTER:[[固体燃料ロケットモーター>固体燃料ロケット]]|
|弾頭|>|>|>|>|>|CENTER:[[HE>榴弾]] 破片効果（40kg）|
|誘導方式|CENTER:[[IRH>赤外線誘導]]|>|>|CENTER:[[SARH>セミアクティブレーダー誘導]]|CENTER:[[IRH>赤外線誘導]]|[[SARH>セミアクティブレーダー誘導]]|
|G限界|>|>|>|>|>|CENTER:N/A|
|発射装置|>|CENTER:PU-1-8|>|CENTER:-|>|CENTER:PU-2-8|
**AA-3の[[カタログスペック]] [#mbd79b2c]
**搭載機 [#c1935fd2]
-[[Su-9]]
-[[Su-11「フィッシュポットC」>Su-11]]
-[[Su-15「フラゴン」>Su-15]]
-[[Yak-28P「ファイアーバー」>Yak-28]]
-AA-3（R-8MR）~
全長 4.18m~
直径 27.5cm~
翼幅 1.22m~
弾頭 HE~
最大速度 M2.0以下~
射程 2-12km~
G限界 不明~
**主な種類 [#kbedb4f0]
-R-8R（AA-3）：~
初期生産型。~
~
--R-8MR（AA-3）：~
[[セミアクティブレーダー誘導]]型。R-8Rとも呼ばれる。~
~
--R-8MT（AA-3）：~
[[赤外線誘導]]型。R-8Tとも呼ばれる。~
~
-R-8R1（AA-3）：~
[[Yak-28P「ファイアーバー」>Yak-28]]及び[[Su-15「フラゴン」>Su-15]]用に開発された「オリョールD」[[レーダー]]への適応型。~
[[オートパイロット]]と[[シーカー]]の向上により最低可能発射高度が以前の物よりも低くなっている。~
~
--R-8M1R：~
セミアクティブレーダー誘導型。~
~
--R-8M1T：~
赤外線誘導型。~
~
-R-8M2（AA-3A）：~
シーカー、オートパイロット、[[近接信管]]が改良され、「オリョールM」レーダーに対応したモデル。~
後にR-98R/Tとして正式採用された。~
後部フェアリングがテーパーのついてない筒状の物に変更されたことからこれまでの型との識別は容易。~
赤外線誘導モデルは全方位攻撃能力及び昼夜を問わない交戦能力を得た。~
~
-R-98M1（AA-3A "Advanced Anab"）：~
運用母体であるSu-15TMおよびYaK-28PM用に改良されたモデル。~
「Taifun-M」レーダーに対応し、射程が延長された。~
~
-UR-8：~
実弾と同じシーカーなどの誘導装置や訓練用の記録装置を搭載する練習用ミサイル。~
エンジンや炸薬類は搭載していない。~
~
-[[Kh-66/Kh-23「グロム」（AS-7「ケリー」）>AS-7]]：~
本ミサイルの機体を流用した[[空対地ミサイル]]型。詳しくは項を参照。~
~
**AA-3の主な種類 [#kbedb4f0]
-R-8R/T（AA-3）：初期生産型。~
-R-8MR/MT（AA-3）：R-8R/Tの改良型。~
-R-8M1R/T（AA-3）：[[Yak-28]]P及び[[Su-15]]に開発された改良型。オートパイロットとシーカーの向上により最低可能発射高度が以前の物よりも低くなっている。
-R-98R/T(AA-3A）：シーカー、[[オートパイロット]]、[[近接信管]]が改良されたモデル。後部フェアリングがテーパーのついてない筒状の物に変更されたことからこれまでの型との識別は容易。
赤外線誘導モデルは全方位攻撃能力及び昼夜を問わない交戦能力を得た。
-R-98MR/MT（AA-3A）：運用母体であるSu-15の改良に伴い改良されたモデル。
