*&ruby(えーえーつー){【AA-2】}; [#g05b26e9]
ソ連で開発された短射程空対空ミサイル。~
NATOコードではAA-2「アトール」と呼ばれ、ソ連ではR-3やK-13と呼ばれる。~
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台湾海峡航空戦において[[MiG-15]]の尾部に突き刺さっていた[[不発]]の[[AIM-9]]を海軍兵器局が1958年に中国から入手し((この説には異論が有る。))、コピーしたものであり、それまでソビエトにおいて開発されていた[[AA-1「アルカリ」>AA-1]]などとはまるで違う物となっている。~
主に[[MiG-21]]、[[MiG-23]]、[[Su-17]]に搭載された。~
**スペックデータ [#t16980b2]
|全長|2.84m（R-3S）&br;3.42m（R-3R）&br;2.87m（R-13M）|
|直径|12.7cm|
|翼幅|53cm（後部）/45cm（前部コントロール・サーフェス）&br;63cm（R-13M）|
|発射重量|75.5kg（R-3S）&br;82.4kg（R-3R）|
|射程|1〜3.6km（R-3S/R）&br;0.9〜4.0km（R-13M）|
|飛行高度|0〜21,500m（R-3S）&br;1,000〜21,500m（R-3R）&br;0〜22,000m（R-13M）|
|推進装置|固体燃料[[ロケットモーター>ロケットエンジン]]|
|弾頭|[[HE>榴弾]]爆風破片効果弾頭（11.3kg）（R-3S/R）&br;HE 連続ロッド（11.3kg）（R-13M）|
|誘導方式|[[IR誘導>赤外線誘導]]（R-3S）&br;[[セミアクティブレーダー誘導]]（R-3R）&br;赤外線ホーミング（R-13M）|
**バリエーション [#s4fecd6f]
-R-3（AA-2 Atol）：初期型。
-R-3S（オブイェクト310、AA-2A Atol）：赤外線誘導の量産型。~
-R-3R（オブイェクト320、AA-2C Atol）：セミアクティブレーダー誘導型。~
-R-3U：照準訓練型。[[シーカー]]のみ。~
-R-3P：発射訓練型。炸薬なし。~
-R-3MV：ターゲット[[ドローン]]型。~
-R-13M（オブイェクト380、AA-2D Advanced Atoll）：性能向上型。~
-R-13M1：R-13Mの運動性向上型。~
-A-91：ルーマニアでの[[ライセンス生産]]型。~
-[[霹靂2]]：中国でのライセンス生産型。詳しくは項を参照。~
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