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*&ruby(えーよん){【A-4】}; [#uc1c6732]
A-4 Skyhawk~
アメリカ、[[ダグラス]]社製の[[亜音速]][[艦上>艦上機]][[攻撃機]]。~
エド・ハイネマンによる傑作機であり、「ハイネマンのホッドロッド」、「スクーター」などの愛称を持つ。~
ハイネマンの「軽量、小型、空力的洗練を追求すれば自ずと高性能が得られる。」とのコンセプトに基づき、[[主翼]]の折りたたみ機構が必要ないほどに小型・軽量ながら堅牢な機体に仕上がっており、[[通常爆弾]]から各種誘導兵器、[[戦術核兵器]]など4t以上もの[[ペイロード]]を誇る。~
[[MiG-21]]と同様に有尾翼式の[[デルタ翼]]を採用しており運動性も高いため、[[戦闘機]]でないにも関わらず[[トップガン]]などの[[アグレッサー]]やブルーエンジェルスの機体としても採用された。~
[[MiG-21]]と同様に有尾翼式の[[デルタ翼]]を採用しており運動性も高いため、[[戦闘機]]でないにも関わらず[[トップガン]]などの[[アグレッサー]]やアクロバットチーム「ブルーエンジェルス」の機体としても採用された。~
整備性もよく安価なため、アメリカ海軍や[[海兵隊]]に大量採用された他、アルゼンチンやイスラエルなどに輸出され、運用成績も非常に良好である。~
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実戦ではベトナム戦争や[[第四次中東戦争>中東戦争]]、フォークランド紛争や湾岸戦争に参加した。~
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アメリカ海軍では1976年に、アメリカ海兵隊からは1998年に退役済みだが、ブラジルでは2008年現在唯一、空母サンパウロの固定翼[[艦上機]]として運用中であり、他にも多くの国で[[陸上機]]として使用されている。~
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**スペックデータ [#t09e8912]
乗員：1名/2名（TA-4J･F、OA-4F）~
全長：12.22m~
全高：4.57m~
全幅：8.38m~
[[主翼]]面積：24.15��~
空虚重量：4,750kg~
運用時重量：8,318kg~
最大離陸重量：11,136kg~
機体内燃料搭載量：2,011kg~
エンジン：P&W J52-P8A[[ターボジェット]][[エンジン]]（推力41kN （9,300 lbf））×1~
最高速度：1,077km/h~
[[航続距離]]：3,220km~
戦闘行動半径：620km（H-L-H）~
実用上昇限度：12,880m~
[[上昇率]]：43m/s~
武装
固定武装：コルトMk12 20mm機関砲×2~
兵装~
-各種ミサイル類~
--[[AIM-9]]、[[AGM-45]]、[[AGM-65]]、AGM-62、AGM-12、[[エグゾセ]]~
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-[[爆弾]]類（外部ハードポイント5箇所に最大4,490kgまで搭載可能）~
--ロックアイ Mk.20/ロックアイ Mk.7/APAM-59[[クラスター爆弾]]~
--[[Mk.80シリーズ]]~
--GBU-16レーザー誘導爆弾~
--GBU-16[[レーザー誘導爆弾]]~
--Mk.76練習用爆弾~
--[[ロケット弾]]ポッド~
--[[増槽]]~
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**派生型 [#m1d86b58]
-試作機~
--XA4D-1~
試作機。1機製造。~
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--YA4D-1~
前量産型。コルトMk20 20mm機関砲2門(装弾数各100発)搭載。19機製造。~
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--A-4A（旧呼称A4D-1）~
[[レーダー]]を搭載していない昼間攻撃専用の量産型。ハードポイントは3箇所。146機製造。~
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-A-4B系~
--A-4B（旧呼称A4D-2）~
空力面を改良し[[空中給油]]装置を付与した型。542機製造。~
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--A-4P~
アルゼンチン空軍向けの機体。B型またはC型転換。~
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--A-4Q~
アルゼンチン海軍向けの機体。B型転換。~
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--A4D-3~
能力向上型。計画のみ。~
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-A-4C系
--A-4C（旧呼称A4D-2N）~
レーダーを装備し全天候能力を追加した型。~
エンジンはカーチス・ライト製J65-W-16C（離昇推力36.5 kN）を装備。638機製造。~
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--A-4L~
海軍[[予備役]]航空隊のための能力向上型。~
[[アビオニクス]]パックを胴体上部に装備し、電子装備がA-4F並みに強化されている。~
A-4Cより100機改修。~
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--A-4S~
シンガポール空軍向けの機体。A-4Cより40機改修。~
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--A-4SU スーパースカイホーク~
A-4Sに対して、F404-GE-100D（推力48.4 kN、[[A/B]]非搭載）エンジンへの換装などの近代化改修を行ったもの。~
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--TA-4S~
A-4Sの複座練習機型。7機改修。~
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--TA-4SU スーパースカイホーク~
A-4SUの複座・練習機型。~
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--A-4PTM~
マレーシア空軍向け。C型・L型より40機改修。~
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--TA-4PTM~
A-4PTMの複座練習機型。少数機が改修。~
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--A4D-4~
主翼などの改修型。計画のみ。~
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-A-4E系~
--A-4E（旧呼称A4D-5）~
[[エンジン]]をJ65からP&W製J52-P-6A (推力3.85t) に換装し、[[ハードポイント]]を5箇所へ増設したほか、電子装備強化のために機首が延長されている。~
後に胴体上部にアビオニクスパックを増設した。496機製造。~
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--TA-4E~
A-4Eの複座練習機型。2機試作。~
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-A-4F系~
--A-4F~
J52-P-8A (推力4.2t) エンジン搭載（後に100機がJ52-P-401 (推力4.99t) に換装）~
この型以降、前輪のステアリング機構を追加し、背面のアビオニクスパックを生産段階より装備。146機製造。~
ブルーエンジェルスで1973年から1986年まで使用された。~
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--TA-4F~
A-4Fの複座練習機型。241機製造。~
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--OA-4M~
アメリカ[[海兵隊]]の前線航空統制官用。23機がTA-4Fより23機改修。~
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--EA-4F~
電子戦訓練機。4機がTA-4Fより改修。~
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--TA-4J~
非武装の複座練習機型。~
エンジンがJ52-P-6 (推力3,854kg) にダウングレードされている。~
227機が新規に生産され、後にTA-4Fもこの形式に改修された。~
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--A-4G~
オーストラリア海軍向け。8機製造。空母メルボルンの艦載機として運用。~
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--TA-4G~
A-4Gの複座練習機型。2機製造されたほか、TA-4Fから改修された機体あり。~
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--A-4H~
イスラエル空軍向け。90機生産。固定武装に30mm機関砲を搭載。~
赤外線ミサイル対策としてエンジンパイプが延長されている。~
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--TA-4H~
A-4Hの複座練習機型。25機製造。~
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--A-4K~
ニュージーランド空軍向け。A-4Fとほぼ同仕様。~
1980年代後半よりカフ計画に基づく近代化(主に[[F-16]]の[[火器管制装置]]を装備)を実施。~
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--TA-4K~
A-4Kの複座練習機型。4機製造。~
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-A-4M系~
--A-4M~
アメリカ海兵隊向け。~
エンジンをJ52-P-408A(推力5.08t)に換装し、武器搭載量を4.15tへ。~
また、電子装備強化や[[キャノピー]]の大型化、20mm機関砲の装弾数が各門100発から各200発に増加などの改修が施されている。158機製造。~
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--A-4AR~
アルゼンチン軍向け。A-4Mより36機改修。~
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--A-4N~
イスラエル空軍向け。DEFA30mm機関砲を装備。~
A-4H同様赤外線ミサイル対策としてエンジンパイプが延長されている。 117機生産。~
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--A-4KU~
クウェート空軍向け。30機製造。後にブラジル海軍が取得し、AF-1と呼称。~
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--TA-4KU~
クウェート空軍向けの複座練習機型。6機製造。~
後にブラジル海軍が取得し、AF-1Aと呼称。
