【88式地対艦誘導弾】(はちはちしきちたいかんゆうどうだん)

80式空対艦誘導弾(ASM-1)から派生した地上発射型の対艦ミサイル。 通称SSM-1。

ASM-1からの変更点としては、内陸から発射できるように固体燃料ロケットからターボジェットにする事により射程を延長、発射直後から低空で山間部を掻き分けて飛翔するために誘導装置の改良などが施された。ミサイルは73式トラックにランチャー式(6連装)に搭載され、射撃装置などを搭載した車両と共に機動的に運用される。
これは発射地点を推定されにくくし、発射そのもを知られにくくすることができるだけでなく、海岸に沿って大量のミサイルを配備する必要がなくなるなどのメリットがあり、SSM-1ならではの優れたシステムといえる。

ミサイル自身の特長としては、連続で発射されたミサイルが個別に撃破されるのを防ぐため、全てが同時に目標地点に突入するように制御され、またロックオンしやすい目標に集中してしまわないように、分散してロックオンするプログラムが搭載されるなど、非常に高度なシステムが採用されている。

現在、改良型が開発中である。

関連:RGM-84


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