【12式地対艦誘導弾】(ひとふたしきちたいかんゆうどうだん)

88式地対艦誘導弾の後継として開発された、陸上自衛隊地対艦ミサイル
2012年より調達が開始されている。

重装輪回収車?と共通の車体に6連装の箱型キャニスターを搭載しており、火器管制装置などを搭載した車両と共に機動展開する。

以下の編成でシステムが構成される。

  • 捜索標定レーダー装置:2基(1/2tトラックに搭載)
  • 中継装置:1基(同上)
  • 指揮統制装置:1基(3 1/2tトラックに積載)
  • 射撃統制装置:1基(同上)
  • 発射機搭載車両:1〜4輌
    • 及び誘導弾6発(1輌当たり)
  • 弾薬運搬車:1〜4輌
    • 及び誘導弾(予備弾):1輌あたり6発を7tトラックに搭載)

誘導方式については従来の慣性誘導(中間)+アクティブレーダー誘導終末)に加え、中間誘導にGPS誘導が追加されている。

派生型として、2013年度から2017年度にかけて90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)の後継の新艦対艦誘導弾が開発される計画である。
SSM-1Bと比べて、射程の延伸や誘導精度の向上、目標情報のアップデート機能の追加が図られる。

配備予定部隊

  • 陸上自衛隊富士学校特科部(教育訓練用)
  • 富士教導団特科教導隊(教育訓練用)
  • 西部方面特科隊
    • 第5地対艦ミサイル連隊

スペックデータ

全長約5m
直径約35cm
発射重量約700kg
射程百数十キロ
推進方式固体燃料ロケットモーター(ブースター部)+ターボジェット(巡航用)
誘導方式INS+GPS(中間誘導)/アクティブレーダー誘導(終末誘導)
製造三菱重工業



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