【092型】(ぜろきゅうにがた)

091型原子力潜水艦をベースに開発された中国海軍初の戦略原子力潜水艦(SSBN)。
中国では092型と呼称するが、NATOコードでは夏型(中国歴代王朝の名称から)と呼ばれる。
2隻が建造されたが、現在は長征6号(1987年就役、北海艦隊に所属)の1隻のみで*1漢級攻撃原潜とともに「虎の子」というべき存在で、短期間港から出ることがあるものの、本格的に稼働してはいない模様である。

武装は、艦首に533mm魚雷発射管を6門装備するほか、射程2,150kmのJL-1(巨浪一型)SLBMを12基搭載する。

後継として094型戦略潜水艦(SSBN)が建造中である。

スペックデータ

全長:120m
全幅:10.0m
吃水:8.0m
水中排水量(水中):7,000t
主機関:加圧水炉型原子炉1基/蒸気タービン2基1軸
最大速力:22kt
最大潜行深度:300m前後
乗員:100名
武装:533mm魚雷発射管6門、JL-1(巨浪1型)SLBM発射筒12基


*1 2番艦はJL-1(巨浪1型)の発射実験の際に事故で失われた様だが、事実関係は不明である。

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