【07式機動支援橋】(まるななしききどうしえんきょう)

陸上自衛隊施設科が装備する架橋車両。
略号は「07MSB*1」。
河川や不整地域に臨時の橋を構築する事を目的として、各方面隊隷下の施設科部隊に配備されている。

81式自走架柱橋の後継として、前世代の架橋車両では通行させられなかった重車両*2への対応に主眼を置いて2003年から開発が開始され、2007年に制式化された。

7tトラックをベースとする特殊車両6輌(架設車1輌、ビーム(梁)運搬車1両、橋梁運搬車4輌)を以て運用する。
架橋される橋は8本のビームを通して8つの橋節を繋ぎ、最長60mの橋を架けることができる。
橋の荷重限界は50tに達し、81式自走架柱橋では通過不能であった重車両も通行可能となった。

スペックデータ

橋梁
橋梁長60m(最長)
橋梁幅員4.2m
橋梁等級CL60(90式戦車)〜CL50(10式戦車
橋梁型式単径間橋
開発経費約32億円
橋梁運搬車
乗員3名
全長11.0m
全幅3.0m
全高3.7m
全備重量2.5t
最高速度85km/h

主な装備部隊


*1 Mobility support bridge.
*2 90式戦車99式自走榴弾砲など。

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