【051型】(ぜろごいちがた)

中国人民解放軍海軍で運用されている駆逐艦。
中華人民共和国が初めて開発した水上戦闘艦であり、江滬型(053H型)?フリゲートとともに、1970年代以降の中国海軍の主力艦として活躍した。
中国での型式名称では051型と呼ばれているがNATOコードでは旅大(ルダ)//祁燭噺討个譴襦

艦の設計はソ連のコトリン型?駆逐艦をベースに設計されている。
兵装については、初期型は手動照準の連装砲・機関砲と対艦ミサイルのみでCICも設置されていなかったが、後の近代化改装によって対空ミサイルを搭載したほか、電子兵装なども強化されている。
1970年代に1番艦が就役して以来、20隻が建造されており、現時点でも多数が就役中であるが、後継として旅滬型駆逐艦や旅海型駆逐艦が就役と老朽化により今後徐々に退役していくと思われる。

スペックデータ

乗員280名(うち士官45名)
全長132m
全幅12.8m
排水量
基準/満載
3,250t/3,670t
主機蒸気タービン×2基 2軸推進
出力72,000shp
速力32ノット
航続距離2,970海里/18ノット
武装76型58口径130mm連装砲×2基(旅大I〜旅大III型まで)
79A式56口径100mm連装砲(PJ33A)×2基(旅大III型 Mod4*1
66式57mm連装機関砲または61型37mm連装機関砲×4基(旅大I型)
61式37mm連装機関砲×3基(旅大II型*2
76A型37mm連装機関砲×4基(旅大III型 Mod3*3
61式25mm連装機関砲×4基*4
8連装クロタル短SAM発射機×1基(技術実証型)
8連装HQ-7SAM発射機×1基(旅大III型 Mod4)
3連装HY-2SSM発射筒×2基(旅大I型〜旅大III型Mod2Bまで)
4連装YJ-83SSM発射筒×4基(旅大III型 Mod4)
75式12連装240mm対潜ロケット発射機(FQF-2500)×2基
魚7(Yu-7)3連装324mm短魚雷発射管×2基(旅大III型Mod3およびMod4)
艦載機Z-9C哨戒ヘリコプター×2機(旅大II型 Mod1A)
C4Iシステム非設置。艦橋に秘匿無線機を設置。(旅大I型)
ZKJ-4 戦術情報処理装置(旅大II型Mod1A)
ZJK-1 戦術情報処理装置(旅大II型Mod2A)
ZJK-4戦術情報処理装置+HN-900データリンク(旅大II型Mod1A/III型Mod4)
レーダー515型(Bean Sticks)対空捜索レーダー×1基(旅大I型Mod1/II型Mod1A)
354型(Eye Shield)対空捜索レーダー×1基(旅大I型〜旅大III型Mod 2B)
363型対空・対水上レーダー×1基(旅大祁Mod4)
381A型3次元対空捜索レーダー×1基(旅大II型 Mod2Aおよび旅大III型 Mod3)
Castor-II対空捜索レーダー×1基(旅大III型 Mod2B)
517A型(Knife Rest)対空捜索レーダー×1基(旅大III型 Mod4)
RM-1290航海レーダー×1基
ソナーSJD-2(長距離捜索)
SJD-4(短距離/攻撃)
DUBV-43(ESS-1)(可変深度)*5
FCS343型(Wasp Head)砲FCS(主砲・SSM用)×1基(旅大I型 Mod1/Mod2〜旅大III型 Mod4)
344型 砲FCS(砲・ミサイル用)×1基(旅大III型 Mod4*6
341型 砲FCS(機関砲用)×1基(旅大I型Mod1/II型Mod1A)
347型 砲FCS(機関砲用)×2基(旅大III型Mod4)
347G型 砲FCS(機関砲用)×2基(旅大III型 Mod3)
345型ミサイルFCS(HQ-7短SAM用)×1基(旅大III型Mod2BおよびMod4)
電子戦RW-23-1(Jug Pair)ECM装置×2基
946型チャフ発射機×2基


派生型

  • 初期建造艦(051型Mod1/Mod2(旅大儀拭法
    初期型。

  • 航空実験艦(051型Mod1A(旅大況拭法
    対潜およびC3I任務用の改装を受けた型。
    また、船尾は130mm砲と対空砲は取り除かれ、かわりに2機の哨戒ヘリコプターが離着可能な甲板と保管庫が設置されている。

  • 防空指揮艦(051型Mod2A)
    指揮艦としての改装を受けた型。
    戦闘情報センター、ZKJ-1戦闘情報システム、381A型3次元対空捜索レーダーを装備した大めの上部構造を持つ。
    大連(110)と合肥(132)の2隻が建造された。

  • 技術実証型(051型Mod2B)
    HQ-7個艦防空ミサイルシステムおよび381A型3次元対空捜索レーダーを搭載した型。
    開封(109)の1隻が改修された。

  • 改良型(051型Mod3(旅大祁拭法
    西側より導入した新技術や、中国が自国で開発した新装備を全面的に適用した新しい改良型。
    武装に技術実証型に搭載されたものを採用しており、対空戦闘能力が向上している。
    また、YJ-8対艦ミサイル連装発射機4基が搭載された。

  • 近代化改修型(051型Mod4)
    主砲を半自動式に、機関砲を自動追尾式に換装し、YJ-83対艦ミサイルを搭載した型。
    Mod2B/Mod3として建造された3隻に加え、Mod1/Mod2に属する艦のうち数隻が改修されている。

同型艦

艦番号艦名進水就役退役仕様NATOコード所属艦隊備考
105済南
(Jinan)
1971.6.1971.12.2007.11.13Mod1
→Mod1A
旅大I型
→旅大II型
記念艦として保存
106西安
(Xian)
-1971.2007.9.29Mod1旅大I型*7
107銀川
(Yinchuan)
-1972.2012.4.5Mod1旅大I型北海記念艦として保存
108西寧
(Xining)
-1973.-Mod2旅大I型北海
109開封
(Kaifeng)
-1974.Mod2
→Mod4
旅大I型北海
110大連
(Dalian)
-1974.Mod2A
→Mod4
旅大I型北海
227
→131
南京
(Nanjing)
-1977.2.62012.2.15Mod1旅大I型東海中国海監に移管。
改装後に巡視船
として運用予定
132合肥
(Hefei)
-19792012.11.16Mod2A旅大I型東海*8
133重慶
(Chongqing)
-1980.Mod2旅大I型東海
134遵義
(Zunyi)
-1983.Mod2旅大I型東海
240
→160
広州
(Guangzhou)
1971.4.1976.6.-Mod1旅大I型1976.9.
(1978.5.9説も)
爆発事故で沈没
161長沙
(Changsha)
-1981.2008.8.26Mod1旅大I型*9
162南寧
(Nanning)
-1979.3.23
(1981.説も)
2012.9.Mod1旅大I型南海中国海監に移管。
改装後に巡視船
として運用予定
163南昌
(Nanchang)
1982.11.15Mod2旅大I型南海
164桂林
(Guilin)
1987.7.10
(1983年説も)
Mod2旅大I型南海
165湛江
(Zhanjiang)
1989.12.30
(1991.6.説も).
Mod3
→Mod4
旅大I型南海
166珠海
(Zhuhai)
1990.1991.11.21Mod3
→Mod4
旅大III型南海



*1 165「湛江」、166「珠海」に搭載。
*2 旅大II型 ModIIAおよび旅大III型 Mod2Bは4基。
*3 旅大III型Mod 4は3基。
*4 旅大I型Mod1/2〜旅大III型Mod2Bおよび旅大III型Mod4に搭載。
*5 旅大III型 Mod3および旅大III型 Mod4 166「珠海」に搭載。
*6 165「湛江」、166「珠海」に搭載。
*7 武漢海軍工程大学の訓練艦艇として使用。
*8 海軍航空工程学院の訓練艦艇として使用。
*9 北海艦隊試験大隊の標的艦として運用。

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