【霹靂6】 †
中国人民解放軍の試作近距離空対空ミサイル。
「霹靂6」の他に「PL-6」とも呼ばれる。
航空工業部所属の第612所(後の洛陽光電技術発展センター)が開発した。
1975年に開発が始まり、1978年には試作品が完成、翌年には発射実験も行われたが、1983年には開発が中止された。
ミサイルの形状はフランスが開発したR550「マジックII」空対空ミサイルによく似ており、特徴的なミサイル前部の二重の小翼も踏襲されていた。
中止された原因は不明だが、開発中止後に株洲航空発動機廠(Zhuzhou Aeroengine Factory:ZAF)から同じくR550をベースにした霹靂7の開発が開始されているため、なんらかの関係があると思われる。
関連:霹靂7 マジック2
カタログスペック †
全長 | 2123cm |
直径 | 13.5cm |
翼幅 | 65.4cm |
弾頭 | HE 破片 |
推進方式 | 一段式固体推進ロケットモーター |
最大速度 | M2.0 |
射程 | 1,300m〜11,500m |
最大高度 | 23,000m |
G限界 | 29G |
誘導方式 | パッシブ赤外線誘導 |
信管 | 赤外線近接信管 |